高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

周易とは

周易は、連山易や帰蔵易と対比するために使われる用語で、周の初期に完成した予言書である易経に根拠を持つ占いですが、易という文字は、とかげの形(日が頭部、勿が足と尾)に由来するという説があり、皮膚の色を変えるとかげにちなんで、易の字源は「変化」ということです。
ちなみに、王朝交代の理論である易姓革命は、「姓を易(か)え、命が革(あらた)まる」と読みますが、新たに天の命令が下されたので姓(王朝)が交代するのだ、という意味で、新王朝の正当化理論となっています。
易は、乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)という八つの要素により、人生を八つの局面に分けて、把握する思想でもありますが、万物の本質を変化であると見破った易経の認識論は、あと一歩進めると世界を現象とみる空の思想に近づくため、変幻自在であり強い説得力を持つのが特徴です。

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