高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易の弁証法

繋辞上伝では、乾と坤という命題の対立と統一がなければ運動も発展もあり得ない、という弁証法を次のように語っています。
「乾と坤の対立と統一が易の核心である。乾と坤が天地上下に分かれ、つらなることで易が成立するのだ。乾と坤の相互関係がなくなれば、易の働きを見ることもない。易の働きを見ることができなければ、乾と坤の相互関係も終息したも同然である」

○書き下し文
「乾坤はそれ易の縕(うん)か。乾坤列を成して、易その中に立つ。乾坤毀(やぶ)るれば、すなわちもって易を見ることなし。易見るべかざれば、すなわち乾坤あるいは息(や)むに近し」
※縕(うん)~核心、奥底

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