高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

タロットカードⅨ~隠者(The Hermit)

タロットカード№9は、隠者(The Hermit)を表しています。
これは大アルカナ22枚のうち、最も暗示性と思索性に富んだカードです。
暗闇に燈明を灯している求道の人は、深々としたマントに身を包み俗世間の喧騒からのがれ、左手に持つ杖は、思索の旅を象徴しているようです。
あかりをかかげ続けた、真摯な印象を持つ姿が一抹の哀愁を感じさせます。
カードの構図が人間の宿命・過去・感情を意味する左側を強調していることから、このカードは、宿命の探求、過去との対話、反省や孤独感など精神分野を表現している、とみることができます。
流浪の求道者は、旅を終えた先人として、苦難の旅を続ける行者にあかりをもって導いているようにもみえますが、過去を検証し未来へ向けて真理を求め続ける思索者なのでしょう。
正位置では、自分自身を振り返り、問題と真正面から向き合う大人の愛、不断の努力、逆位置では、カオスが続く一時の愛、自己喪失を意味します。

 

 

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