高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

坂本竜馬の謎

フリーメイソンは、随分とオープンになっているようですが、神の愛ではなく、人間同士の友愛や寛容を理念に掲げる反キリスト教の秘密結社です。

秘密組織なので、歴史の表面に出ることはありませんが、ロシア革命やアメリカ独立戦争を援助したのは有名な話です。

坂本竜馬は、28歳の時に脱藩して、暗殺されたのが33歳でした。

脱藩した年に勝海舟の門下に入っています。

年譜を眺めていると、坂本竜馬の活躍は、勝海舟の引き立てによることがわかりますが、武器商人トーマス・グラバーを通して、薩摩藩の名前で長州藩の銃器購入を斡旋したり、脱藩してわずか4年後の32歳の時には、敵同士であった薩摩藩と長州藩の盟約締結を成功させたり、革命時とはいえ、一介の脱藩浪士にできることではないと思っています。

西郷隆盛や桂小五郎の活動は、背景として藩の武力があります。

坂本竜馬が持っていた信用力の由来は、どこにあるのか、不思議でなりませんが、トーマス・グラバーが謎解きのキーパーソンかもしれません。

トーマス・グラバーがフリーメイソンの一員であるという噂が真実なら、坂本竜馬とトーマス・グラバーの接点は、フリーメイソンではないか、想像をたくましくして、少なくてもフリーメイソン思想の受け皿である日本側窓口は、坂本竜馬ではないか、と仮定することもできます。

とすると、薩摩・長州の革命勢力が武器輸入などで坂本竜馬へ大きな期待をかけ、その人格的迫力と相まって、亀山社中程度の小組織を率いているものの、土佐藩の支援もなしに脱藩してわずか3~4年の間に大活躍した謎が解けるし、国会設置、海軍拡張を内容とする船中八策の策定や紀州藩との抗争時にみせたような国際法の知識を動員した、当時としては日本人離れした交渉力にもうなずくことができます。

坂本竜馬が暗殺されなければ、フリーメイソンの支援により、第二次維新戦争を発動し、もしかすると現代日本の形が変わったかもしれないと考えると、西郷隆盛や大久保利通どころではなく、その実像が歴史上の巨人として浮かび上がってきます。

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