高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ビートたけし

素粒子は常識で判断できず、宇宙はアナーキーであるという、対称性の自発的破れに気付いた南部陽一郎博士(1921年~)のように、今では当たり前になっているものの、50年前まで誰も思いつかなかった宇宙の一面を最初に見破った人を天才と呼びます。

死は暴力的である、というビートたけしの評論を読んで初めて気づくことが多々あります。

ビートたけしは、漫才師出身ですが、司会、監督・.脚本、俳優、作詞・作曲、評論・随筆、教育という様々な分野で、その天才性を充分に発揮しています。

また、遊び心を持っているので、肩が凝らないのは、「菊次郎の夏」という映画を見ればわかります。

ビートたけし主演の「点と線」は、単なる推理物に終わらず、時間を忘れるようなストーリー展開の小気味良さ、時代背景の把握、文明批評力、出演者の渋さで、松本清張の原作を超えた面白さがあります。

ビートたけしは、現代日本が生んだ、世界に通用する人物です。

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