高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

九星術

九星術で扱う九つの星は、一白水星とか二黒土星という名称がついているものの、現実に夜空に輝く星ではなく、地上の方角ごとに想定されたバーチャルな星です。

東、西など八つの方角と中心部合わせて九つの方位をナンバリングして、名称をつけたのが九星術の端緒です。九星とは、実は方角のことを言います。

単なる道しるべであった九つの星は、やがて人の一生を支配する生まれ星という概念の発明によって、易の思想や五行の原理と結びつきながら、方位の吉凶判断、運勢の変化、また人間の性格や合い性さえ決定することがわかったため、九星術という運命学の新たな体系ができ上がりました。

九星術の創始者たちは、空に輝く星を見て、地上に想定した星もぐるぐる回りながら方角の善し悪しや運勢、人間性、人間関係を決めていく、と思い至ったのです。

九星術は、易や五行のように確固とした思想や原理があるわけではなく、実情は、民間土俗伝承の一つですが、データ蓄積に基づいた判断法ですので、的中率の高さから隠れたえにしをこの世界へ引っ張り出す運命学の白眉といってさしつかえないでしょう。

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