高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~花やしき通り

花やしき通りは、浅草六区と浅草寺を結ぶ、江戸情緒豊かな通りです。
空腹になると、沿道にはとんかつ、もんじゃ、咽喉が乾けば喫茶の店舗が並び東京の味を楽しむことができますが、昭和の時代にタイムトリップしたような錯覚が起こるトワイライトゾーンでもあります。
この通りを花やしき遊園地の前から抜けて、浅草寺の本堂に突き当たると、少しだけホッとするのは私だけでしょうか?

花やしき通り

易とは何か その8~易の根源

○易の根源
このため、易には陰陽以前の根源として太極(たいきょうく)が存在する。太極から陰 陽である両儀(りょうぎ)が生まれ両儀から老陽・少陽・老陰・少陰である四象(ししょう)が生じ、四象から八卦が生まれた。八卦は、吉凶を予知し、大事業を成就させるのである。
なぜ易に四象があるのか。変化を示すためである。なぜ辞(じ)は必要か。未来を告げるためである。なぜ未来に吉と凶の区別を立てるのか。人々の疑いに断をくだすためである。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
この故に易に太極あり。これ両儀を生ず。両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業(たいぎょう)を生ず。
易に四象あるは、示すゆえんなり。辞(じ)を繋(か)くるは、告ぐるゆえんなり。これを定むるに吉凶をもってするは、断ずるゆえんなり。

ブラ高野~雷門

浅草のランドマークである雷門は、正式には風雷神門といい、関東大震災で10万人の命が助かった縁起のいい金龍山浅草寺の正門と思っていいでしょう。
松下電器の創業者である松下幸之助氏は長年関節痛に悩んでいましたが、浅草寺で祈願して治ったので、お礼に門と大提灯を奉納したそうです。
大提灯は、高さは3.9m、直径は3.3m、重さは約700kgでやや成金趣味の匂いがありますが、観光地なのでちょうどいいのかもしれません。

雷門

易とは何か その7~易の効用 

○易の効用
易は何のためにつくられたのか。易は、事物を開発し、事業を成就させ、天下の道を覆(おお)い尽くす。このようなものが易である。そこで聖人は、易により人々の志に通じ、あらゆる事業を成功させ、天下の疑問に断を下すのである。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
子曰く、それ易は何する者ぞ。それ易は物を開き務めを成し、天下の道を冒(おお)う。
斯の如きのみなるものなり。この故に聖人はもって天下の志に通じ、もって天下の業を定め、も って天下の疑いを断ず。

ブラ高野~花やしき

浅草花やしきは、浅草の西北にある、日本で一番古い遊園地です。
休日になると、近所の親子連れや幼稚園児が遊びに来る場所です。
ここは、最初に入場料を500円払えば、回転木馬など哀愁を感じる遊戯施設を見てたっぷり時間をつぶすことができる、という重宝なスペースでもあります。
新宿や渋谷と違って、浅草は歩きやすいのには間違いないですが、仲見世の派手な通りを冷やかしながら歩いても一抹のうら悲しさを感じるのは、退潮する街なみの景色を敏感に受け止めてしまう観光客のわがままでしょうか?

浅草花やしき入口

回転木馬

スペースショット

易とは何か その6~筮竹本数の根拠

○筮竹本数の根拠
天と地を数字で表すと、天一地二、天三地四、天五地六、天七地八、天九地十となり、天の数字は五つ、地の数字も五つである。この五つの数字は、2種類の組み合わせをつくる。
天数の合計25と地数の合計30を合わせた、天地の数は55である。この55こそはすべての変化を形成し、鬼神陰陽の作用を遂行するゆえんである。55からきりよく端数の5を引くと50である。筮竹は、50本であり、用いるのは、太極を除いた49本である。
※2種類の組み合わせ 天~1,3,5,7,9  合計25 地~2,4,6,8,10  合計30

○書き下し文(繋辞伝より作成)
天一地二。天三地四。天五地六。天七地八。天九地十。天の数五、地の数五。五位相得
(ごいあいえ)て各々(かくかく)合うことあり。天の数二十有五。地の数三十。およ
そ天地の数五十有五。これ変化を成して鬼神(きしん)を行うゆえんなり。
大衍(だいえん)の数五十、その用四十有九。
※大衍(だいえん)の数~大いに広がる数字→筮竹の本数のこと

ブラ高野~手形

東京の浅草公会堂敷地に芸能人や噺家、作曲家など総数300人を超える手形レリーフが展示されています。
西田敏行の手は分厚く肉好きがよく大きいので、この人は器用であり、丘の凸凹も深く、愛情豊かであることがわかります。
一方、加山雄三の手のひらは薄く、のっぺりして貧弱です。
普段から何も考えないタイプで、性格は冷たいでしょう。ただし、このタイプは夢想家、ロマンチストです。

西田敏行の手形

加山雄三の手形

易とは何か その5~象(しょう)と爻(こう)の意味について

○聖人は、世界の道理を洞察(どうさつ)して、我々に理解できるように姿、形をつくり出した。眼に見えない道理をかたどったので、これを象(しょう)という。
聖人はまた世界の変動をみて、変化を観察し、一定の法則性を発見し、説明文を配置し、吉凶を判断した。事物の変化にならう、という意味で、これを爻(こう)という。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
聖人もって天下の賾(さく)を見ることありて、これをその形容に擬(なぞら)え、その 物宜(ぶつぎ)に象(かたど)る。この故にこれを象(しょう)と謂(い)う。
聖人もって天下の動を見て、その会通(かいつう)を観(み)ることありて、もってその典礼を行い、辞(じ)を繋(か)けてもってその吉凶を断ず。この故にこれを爻(こう)と謂う。

※賾(さく)~入り組んで見分けがたい複雑なこと
※物宜(ぶつぎ)~物事の道理
※会通~集まったり、分かれたりする変化
※典礼~一定の法則、規範

ブラ高野~東京スカイツリー

東京スカイツリーは、電波塔としては世界一高いタワーです。
高さ634mは東京、神奈川、埼玉の旧分国名である武蔵(むさし)の語呂合わせに由来しています。
東京スカイツリーは、プラネタリウムや各種商業施設の中核として観光・産業拠点の形成と活性化が期待されています。
国際通り手前から写真撮影すればほぼ全景をとることができます。

東京スカイツリー(浅草から撮影)

易とは何か その4~乾と坤の違いについて

○乾と坤の違い
生成の限りない連続を易という。万物生成のはじめに、その形をつくる働きを乾(けん)といい、これを受けて一定の定めをもった形を提示する働きを坤(こん)という。数字を極め尽くし、未来を予知する手段を占(せん)といい、占(せん)により変化に通じる行為を事行(じこう)という。予測できない陰陽変化、これが神すなわち神秘性である。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
生生(せいせい)これを易と謂(い)い、象(しょう)を成す、これを乾(けん)と謂(い)い、法を效(いた)す、これを坤(こん)と謂う。数を極(きわ)め来(らい)を知るこれを占(せん)と謂い、変に通ずることを事(じ)と謂い、陰陽測(はか)られざる、これを神(しん)と謂う。

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