高野白山の九州易占塾

徒然の記

立春

ここしばらく暖かい日が続きますが、来週の2月4日は、1年の始まりを意味する立春です。

三寒四温といって、寒くなったり、暖かくなったりしながら春が到来しますが、あと1回は寒くなるはずです。

寒さの底は、実は暖かさの始まりでもあります。

平成26年の運勢をみる場合は、平成26年2月4日の立春から翌年の2月3日までが1年間となります。

平成26年の運勢は、トップページの「相性判断」にカーソルをあてると出てきます。

四国巡礼記シリーズ~女人禁制

18番札所恩山寺(おんざんじ)は、当初は大日寺といって、女人禁制でしたが、およそ創建から100年ののち、弘法大師が、母君である玉依御前(たまよりごぜん)入山のために、17日間祈祷を続け女人禁制を解いた上で、迎い入れ、親孝行されたという由来から、寺名を恩山寺と改めました。

現在では、四国八十八ヶ所で女人禁制はありません。

門前には玉依御前入山記念の石碑が立っています。

玉依御前ゆかりの石碑
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恩山寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/18onzanji/

藤田まこと

30年以上前に江戸の町方を舞台にした必殺仕事人というテレビドラマがありました。

誰がつくったか存じませんが、芥川隆行による秀逸な冒頭のナレーションが今でも記憶に残っています。

ご紹介しましょう。

「一掛け二掛け三掛けて 仕掛けて殺して日が暮れて 橋の欄干腰おろし 遥か向こうを眺むれば この世はつらいことばかり 片手に線香 華を持ち おっさんおっさんどこ行くの 私は必殺仕事人 中村主水と申します それで今日は、どこのどいつを 殺ってくれとおっしゃるんで」

藤田まこと演じる主人公の中村主水は、さえない中年の同心で、婿養子なので、義母から「ムコ殿」とばかにされながら、いったん仕事を引き受けると、正義感の強い殺し屋として縦横無尽に活躍する、という面白い内容でした。

藤田まことが亡くなって、4年近くなります。

四国巡礼記シリーズ~沙金

17番札所井戸寺(いどじ)の井戸を覗いて、自分の姿が映れば問題なし、映らなければ3年以内に不幸があるといわれていますが、真偽は明らかではありません。

四国中を廻って気づくことは、水流の豊かさです。

今でもそうですが、山中奥深く分け入る場合は、川沿いに路を切り開きながら進むのが安全で確実、というよりこの方法しかなかったでしょう。

想像ですが、当時は、はるか原生林を抜けると、川の底に沙金が光り、金鉱石が露出した山肌もあったはずです。

郡司であるご実家や本家筋の佐伯氏から援助を受けたにしろ、弘法大師は、唐への留学前に、四国各地を行(ぎょう)じつつ、採取した沙金を留学資金とした、と推定すると国家事業ともいうべき膨大な密教経典や法具の購入、調製、そして日本へ持ち帰ることができた豊富な資金力の謎が解けてきます。

お加持水
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井戸寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/17idoji/

 

九星術

九星術で扱う九つの星は、一白水星とか二黒土星という名称がついているものの、現実に夜空に輝く星ではなく、地上の方角ごとに想定されたバーチャルな星です。

東、西など八つの方角と中心部合わせて九つの方位をナンバリングして、名称をつけたのが九星術の端緒です。九星とは、実は方角のことを言います。

単なる道しるべであった九つの星は、やがて人の一生を支配する生まれ星という概念の発明によって、易の思想や五行の原理と結びつきながら、方位の吉凶判断、運勢の変化、また人間の性格や合い性さえ決定することがわかったため、九星術という運命学の新たな体系ができ上がりました。

九星術の創始者たちは、空に輝く星を見て、地上に想定した星もぐるぐる回りながら方角の善し悪しや運勢、人間性、人間関係を決めていく、と思い至ったのです。

九星術は、易や五行のように確固とした思想や原理があるわけではなく、実情は、民間土俗伝承の一つですが、データ蓄積に基づいた判断法ですので、的中率の高さから隠れたえにしをこの世界へ引っ張り出す運命学の白眉といってさしつかえないでしょう。

四国巡礼記シリーズ~火を噴いた背中

16番札所観音寺(かんおんじ)の本堂には、不思議な絵馬があるそうです。

お先達(せんだち)の話や資料を総合すると、頃は明治17年、淡路島から来た巡礼者が雨に濡れたために、焚火にあたって服を乾かしていたところ、突然背中に火が燃え移りました。

絵馬には、この人の氏名や住所まで書いているとのことでした。

言い伝えではなく、実際にあった出来事ということです。

なぜ背中から火を噴いたのか。

この巡礼者が一体何をしたのか、ご本人の名誉に関することですが、前世があろうと来世が来ようと、現世における行いの結果は、何が何でも現世で清算、処理しなくてはならないのです。

今年は、四国八十八ヶ所開創1200年にあたり公開するはずなので、観音寺で絵馬を確認するつもりです。

観音寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/16kanonji/

ビートたけし

素粒子は常識で判断できず、宇宙はアナーキーであるという、対称性の自発的破れに気付いた南部陽一郎博士(1921年~)のように、今では当たり前になっているものの、50年前まで誰も思いつかなかった宇宙の一面を最初に見破った人を天才と呼びます。

死は暴力的である、というビートたけしの評論を読んで初めて気づくことが多々あります。

ビートたけしは、漫才師出身ですが、司会、監督・.脚本、俳優、作詞・作曲、評論・随筆、教育という様々な分野で、その天才性を充分に発揮しています。

また、遊び心を持っているので、肩が凝らないのは、「菊次郎の夏」という映画を見ればわかります。

ビートたけし主演の「点と線」は、単なる推理物に終わらず、時間を忘れるようなストーリー展開の小気味良さ、時代背景の把握、文明批評力、出演者の渋さで、松本清張の原作を超えた面白さがあります。

ビートたけしは、現代日本が生んだ、世界に通用する人物です。

四国巡礼記シリーズ~報いの時期

15番札所の国分寺(こくぶんじ)は、四国八十八ヶ所の中で唯一曹洞宗に属しています。

曹洞宗と言えば、「修証儀」に次の記述があります。

「善悪の報に三時あり。一者順現報受、二者順次生受、三者順後次受、これを三時という。」

意味は、
「善も悪もその報いを受けるのは、三つの時間差がある。一つは、現世の報いを現世で受ける場合、二つ目は、現世の報いを来世で受ける場合、三つ目は、現世の報いを次の次の来世で受ける場合であり、これを三つの時間差という。」

報いを受ける時期についての論理的な説明ですが、今一つ説得力に欠けるのは、現世の報いを来世で受けて何の意味があるのか、という疑問を解決できないからです。

現在の行為について、来世で報いを受け償いをしても、不公平感がぬぐえず、いかにもバランスが悪く、遅すぎるだろうと思うのです。

したがって、納得できるのは、「一者順現報受」だけ、つまり現世の報いは現世で受ける、という部分になります。

前世は修行僧であると言われたものの、前世や来世など笑止というほかなく、四国巡礼の元祖といわれる衛門三郎の事例のように、現世における善悪の行為により生じた結果は、現世でこそ引き受けることができるのだ、とシンプルに考えるとわかりやすくなります。

前世に興味があれば、エドガー・ケイシーの「転生の秘密(たま出版)」に驚くべき出来事が数多く書かれています。

金剛杖のお守り
金剛杖のお守り

国分寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/15kokubunji/

小林一茶

明けましておめでとうございます。

新春を寿ぎ、春を詠った小林一茶の俳句をご紹介しましょう。

小林一茶を理解するキーワードは、子供など弱者への暖かい眼差しです。

~雪とけて村いっぱいの子供かな

~春めくややぶありて雪ありて雪

バランス感覚の豊富な、面白味のある句もあります。

~めでたさも中位(ちゆうくらゐ)なりおらが春

~悠然として山を見る蛙かな

情景をダイナミックに描く蕪村、自然や人生を厳しく見つめ続けた芭蕉に比べてややマイナーですが、一茶の俳句は、楽しくすんなり頭に入って行くのが特徴です。

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