高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易占いによる人物像~地火明夷(ちかみんい)

易占いの対象に人物像の把握があり、その人間性を易経に尋ねることができます。
ある人を占ったところ、易経36番目の地火明夷(ちかみんい)の二爻が出ました。
この卦は、太陽が大地の下に隠れている状態を表しています。
上卦には大地を意味する「地」があり、下卦には太陽を意味する「火」がきているからです。

また、明夷は、みんいあるいはめいいとも読みますが、明るさが破れる、という意味があるので、この人は、明るい生活から一転、精神的には地下の真っ暗闇の中に引きこもっている人、となります。

心を閉ざした原因は何か。
二爻には、「明夷、左股を夷る。」とあり、これは、左の股を傷つけられる、という意味なので、この人が暴力を受けたことを暗示しています。
卦辞と爻辞の意味を総合すると、家庭問題か恋愛問題か、いずれにせよ暴力を受けたことがトラウマとなり心に深い傷を負い、強い人間不信を持った人物像があざやかに浮かび上がってきます。

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