高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易経の正義

易経の12番目天地否の否は、否定の否、同じく11番目地天泰の泰は、安泰の泰を表します。
自然の様相のように、天が上にあり、地が下になっている天地の卦が否定を意味し、逆に地が上にあり、天が下になっている地天の卦が安泰を意味するのはなぜでしょうか?

天地の卦は、柔である地の上に、剛である天が乗っている形で、重い剛の天が軽い柔の地を押しつぶす、とみます。
逆に地天の卦は、柔である地が剛である天の上に乗っているため、両者とも均衡がよくとれて安定した状態を示す、と捉えます。
易経における正義の内容は、実はバランスよく調和した世界の実現なのです。

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