高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~能古島

能古島(のこのしま)は、たらいのような博多湾中央に浮かぶ面積約4平方キロ、物成り豊かな島ですが、60年前の地図では、「残島」という表記でした。
行政区分では、福岡市西区に属しています。
この島が離島振興法の適用を受けないのは、市営渡船で約10分という近距離で地続きとみなされているからでしょう。
能古島からは福岡タワーやヤオフクドームなど福岡市街地の景観を楽しむことができます。
奈良時代は、防人が駐屯し、狼煙台も設置していたらしく、正岡子規と並ぶ万葉の大歌人山上憶良がある船乗りの遭難を悼んだ詩が残っています。

~沖つ島 鴨とふ船の 帰り来ば 也良(やら)の防人 早く告げこそ
意味は、
「沖の方から鴨という名の船が帰ってきたら、也良の防人よ、早く私に知らせよ」
もしかしたら、生きて戻ってくるかもしれない、という悲痛な叫びが聞こえてくるようです。

能古島の特産品としては、甘夏ミカンや能古うどんが有名です。

※也良~能古島北端の岬

能古島

能古島

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