高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

無筮立卦法

無筮立卦法は、筮竹など易占用具がない場合、広告看板の数字や住居表示番号、携帯番号、時刻表等を活用したり、あるいは頭に思い浮かぶ数字をもとに易を立てる方法です。
ルールは、1~8までの最初に決めた数字を下卦、二番目に出た数字を上卦に置き、三番目は1~6を選んで、爻とするという手順になります。
二爻か五爻であれば、概ね吉と考えていいでしょう。

幕末、高島呑象先生は、岩手県北上山中の仙人峠で休息中に鳥の鳴き声を聞いて易を立てましたが、一声鋭く鳴いて次に七声、そして3回目に六声聞こえました。
鳴き声の数は、1、7、6となるので六十四卦のうち、山天大蓄の六爻となります。

山天大蓄の六爻は、
天の衢(ちまた)を何(にな)う。亨る。
意味は、
広大無辺の天の道を体得し、自在に行動できる。道大いに行える。

高島呑象先生は、山天大蓄の卦が出たからにはこの山に大量の鉄鉱石が埋蔵されている、と推定しましたが、これが後日明治政府による釜石鉱山発見の端緒となりました。

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