高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

タロットカードⅫ~吊るされた男(THE HANGED MAN) 

タロットカード№12の吊るされた男は、犠牲や献身、慈愛の精神を表します。
道化師のような若者が、一方の足を縛られ逆さに吊るされていますが、片方の足は折れ曲がったまま十字を組み、しかしながら引き締まった表情に苦痛はみえません。
カードからは、キリスト教殉教思想の影響がみられることから不滅の魂を思いださせますが、この行者は、身動きできない苦難をすすんで受け入れる通過儀礼の真っ最中と思っていいでしょう。
一見危機的状況に見えますが、凛とした表情には彼自身が望んでこの困難を招き入れたことを暗示しています。
正位置では、献身的な愛や試練、逆位置では、悪あがきや骨折り損を意味します。

※通過儀礼~入学式や出社式のような単なる儀式ではなく、出生や成人という節目の儀礼を体験し通過することにより、人生行路における次のステージへ飛躍するための儀式である。
~七五三のお宮参り、元服、還暦のお祝い、洗礼(キリスト教)、抜歯(南洋群島)

 

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