高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

神狩り

山田 正紀氏は、小説「神狩り」で、神は、人類に悪意を持った存在である、という新鮮で、しかし真摯な信仰者が読めば卒倒しそうな驚くべきテーマを提示しています。
特にコンピュータの解析能力が神の正体を追跡するシーンは秀逸で、称賛の言葉がありません。

40年前に発表された作品ですが、弱冠23歳の青年が想像力だけを手掛かりに書ける内容とは思えないのです。
早熟の天才である芥川 龍之介さえ「芋粥」や「鼻」を発表したのは、24歳の時です。

別にモチーフがあったのではないか、とみるのは、その続編が深刻にして重大なテーマを深めるわけではなく、ただの荒唐無稽、平凡なスト―リ展開に終始しているからでもあります。

ユダヤ教の発生地である中近東を放浪していた時、何があったのでしょうか。

神狩り
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