高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

四神相応の意味~大地の吉相


1 概要
四神(しじん)とは、精霊を配置した四つの方位をいいます。
四神相応(しじんそうおう)の土地とは、縁起の良い大地の有様です。
東は、またの名を青龍(せいりゅう)といい、西は別称を白い虎の白虎(びゃっこ)、南の別称は火の鳥である朱雀(すざく)、北の別称は亀の化け物のような玄武(げんぶ)といいます。
理想的な吉相の地形は次の通りです。
「土地の東には清らかな水の流れがあり、西には大きな道が開け、南は、平地で太陽の恵みを十分に受けられ、北は山があり冷たい風を防いでいる」 (富塚崇史著「家相と間取り」より引用)

2 四神相応の内容
四神相応(しじんそうおう)の内容とは、次のように定義していいでしょう。
・平地で東と南の陽ざしを受けられる。
・風通しがよく湿気が少ない。
・北に川や池など水場がない。
・出っ張り、引っ込みのない正方形か長方形 (富塚崇史著「家相と間取り」より引用)

3 京都盆地における四神相応
京都盆地における四神相応(しじんそうおう)は、鴨川を東の青龍に見立て、西の白虎は大道である山陰道、南の朱雀は湖の巨椋池(おぐらいけ)、北の玄武に船岡山(ふなおかやま)を当てはめる説が有力です。

※巨椋池(おぐらいけ)~現在では、埋立てで消滅しているが、かつては京都南方にあった、周囲約16km、水域面積約8平方kmの湖であった。

4 四神の名称使用例
会津藩の軍事組織は、年齢別に17歳以下は白虎隊、18歳から35歳は朱雀隊、36歳から49歳は青龍隊、50歳以上は玄武隊と名付けていました。
戊辰戦争で集団自決したのは、17歳以下の白虎隊士20名でした。

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