高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

家相方位論 その4

1 東南の意義
⑴ 概要
・東南は、先天図では兌であり、後天図では巽である。後天定位盤では、四緑木星の位置である。
・十二支は、辰(たつ)と巳(み)にあたる方位であり三合水局と三合金局の接点である。
・家族では、長女を意味する。
・巽は、ものを整えていく、運んでくる、という意味があり、風でもあるので、どんな隙間でも入り込み、これを伏入(ふくにゅう)という。
・また、巽は、部下、使用人、社員の場所であり、勤勉、忠実を表し、利益を生むので、昔から商人が商売繁盛を願った方位である。
・西南と同様に胃腸病の原因となる方位でもある。
⑵ 張り
・東南に張りがある、すなわち東南が強い家に生まれた女性は、自分より地位、立場、財力等格上の男性と結婚することが多い。
・夢をかなえ、願いを成就させる場所でもあるが、東南の良さが出るのは時間がかかるので、結婚や就職など成人したあと願望が実現することになる。
・東南に別棟があれば、自分の親より出世することになる。
⑶ 欠け
・欠けは、弱さを表すので、東南の欠けている家で育つと、成人してから影響が出て、例えば結婚したとたんに人間がかわり、相手に引っ張られるようになる。除々に実家のことを忘れるようになる。
・また、自分より格下の人と結婚する事例が多く、女性であれば、年下の男性と結婚することがある。
⑷ トイレ
・東南にトイレがある家で送る結婚生活は長続きしない。人間関係における縁が変わるとみるのである。
・事業家が東南にトイレがある家に住むと、社員による使い込みや契約不履行により損失を受ける。事業家は社員の場所である東南にトイレを設置してはいけない。
⑸ キーワード
・東南を理解するキーワードは、風の性格を表現する伏入(ふくにゅう)である。

TOPページ

ページの先頭へ