高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

家相方位論 その6

1 西北の意義
⑴ 概要
・西北は、先天図では艮、後天図では乾である。後天定位盤では、六白金星の位置である。
・十二支では、戌(いぬ)と亥(い)にあたる方位であり三合木局と三合火局の接点である。
・家族では、父を意味する。
・乾(いぬい)は、天を意味する。一家の主人、一家を司る人を表す方位である。
・ものを守り、家を守り、大きな愛情を示す場所である。愛情のうち、与える愛情、施す愛情が特徴である。また慈悲深さや宗教心も表す。
・自分を守ってくれる天や自然の愛情を表現するのが乾(いぬい)であり、地位、立場など大きな権力を意味し、乾(いぬい)なくして人の上に立つことはできず、競争に勝つこともできない。多くの恩恵を与えてくれる方位である。
⑵ 張り
・一家の主人が人を指導する立場となって尊敬される。家族を愛し、家庭を守る強い意志を持つようになる。
⑶ 欠け
・西北が欠けている場合は、施すこと、支出することが多く、金銭を貸せば戻ってこないことが多い。
・保証人など人の後ろ盾になって失敗することがある。
・家族の中で主人が尊敬されず、批判を受ける。大黒柱としての権威も権力もなくなり、また家の主人は、無宗教、信仰心の希薄な人が多い。
⑷ キーワード
西北を理解するキーワードは、父と天である。

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