高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易の効用

「易の効用」(高木彬光著)はプロ向きの解説書で、易経の意味を解いた高木彬光氏の学識は並たいていのものではありません。
その学術的価値は、丸山松幸先生の「易経 中国の思想 Ⅶ」に匹敵するといってもいいでしょう。

※抜粋
「人生の幸福は、情熱の中にある。これは、運命学の研究を続けること二十年にしてようやく私の到達できた信念である」

「この要素は、『勢い』を利用するという一言に尽きるのである」

「それでは、勢いというものは、どのようにして悟るべきだろうか?」

「『易経』という聖典は、人生の勢いを教えてくれる人間最高の智恵の結晶である」

「このような情熱と勢いの相互関係を、易経の中に求めて行ったときに、『出処進退』という言葉があらわれて来る。出処という二字は出るか居るか、積極的に行動するか、黙って行動に出るのを見送り、静かに事態を見守るか、この二つの態度をいいあらわしたものである」

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