明治通りを挟んだ中央区役所の斜め向かいに、市の保存樹に指定されている大きなイチョウの古木があります。
この地には江戸時代、福岡藩士である飯田覚兵衛の屋敷がありました。
大正2年、ここに炭鉱のオーナーが大別邸を建築しましたが、以前よりあったイチョウの木をそのまま残していたので、ここは銀杏屋敷(ぎなんやしき)といわれました。
博多方言で銀杏は、ぎなんと読みます。
その後銀杏屋敷は火災で焼けましたが、江戸時代に生まれ樹齢400年、焼け残ったイチョウは、老齢で腐食が進んでいるため、現在再生治療が行われています。