高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易とは何か その9~河図・洛書(かと・らくしょ)

○河図・洛書
この故に、天が筮竹や亀甲(きっこう)のような神秘を生んだことにより、聖人は、卜筮(ぼくぜい)の術を始めた。天地の変化を見ならって、聖人は陰陽の原理を抽出した。天が示す吉凶を参考に聖人は吉凶の判断を設けた。黄河から出た河図(かと)、洛水から発見された洛書(らくしょ)により、聖人は八卦をつくったのである。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
この故に天、神物(しんぶつ)を生じて、聖人これに則(のっと)り、天地変化して、聖人 これに效(なら)い、天、象(しょう)を垂(た)れ吉凶を見(しめ)して、聖人これに象(かたど)り、河図(かと)を出し、洛書(らくしょ)を出して、聖人これに則(のっと)る。

※河図(かと)と洛書(らくしょ)
河図~神話上の天子である伏羲(ふっき)が黄河から発見した神馬の背の斑 紋を図案化したといわれている。
洛書~夏王朝の始祖である禹王が洛水(黄河支流)の治水工事中に発見した亀の甲の模様を写し取ったといわれている。

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