高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

古代中国の認識論

古代中国の認識論は以下の通りである。
1 陰陽二元論
陰陽二元論は、万物は陰と陽という二つの要素から成り立ち、陰と陽はある時は対立、ある時は融合して、循環、変化している、という認識をいう。
陰も陽も、対象を理解しやすくするための便宜上の区分で、実は両者は、永遠に一元化することなく、しかし混沌として区別がつかない状態が宇宙の真実とするのがこの思想の特徴である。
日常のなかに吉と凶、裏と表など数多くの陰陽事例が潜んでいる。

2 陰陽五行説
陰陽二元論と宇宙は「木火土金(ごん)水」という五つの要素から成り立つという五行説が結びついた思想を陰陽五行説という。
陰陽二元論と五行説は全く無関係で誰がいつコラボさせたか詳細は不明である。
木、火、土、金、水の五行に陰陽を配置して合体させると、十干があらわになってくるので、複雑な事象を説明するには都合がいい。
十干を訓読みで読むと陰と陽がはっきりと表れてくるのがわかる。

※「え」は兄(陽)を意味し、「と」は弟(陰)を指す。

TOPページ

ページの先頭へ