高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~頭山 満

西新緑地(福岡市早良区)には頭山 満(とうやま みつる、1855年5月生まれ)が植えたという楠木の大樹が元気に育っている。

頭山 満は、板垣退助の影響で自由民権運動に共鳴し国会開設運動に参加して、明治維新に乗り遅れた福岡藩士を中心にした共愛会という政治結社を創設した。
1881年に国会開設の詔勅が出ると共愛会を玄洋社と改名し、自由民権運動から離れて国権伸張を主張し、欧米列強の侵略に対抗するため、大アジア主義を唱導するようになり、玄洋社の中心人物として対外強硬論を主張し続けた。
孫文の革命運動を支援したり、韓国併合など国権の推進運動をすすめ、今から思えば夢物語に過ぎない大アジア主義を実践した人物である。
この人の思想、人生行路がとりとめがなくわかりにくいのは、京都から函館まで日本列島のほぼ半分を革命戦に巻き込んだ明治維新を経験したという、明治時代の特殊性に由来するのであろうか。

頭山 満が幼少時に植えた楠木

案内看板

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