NPO法人九州易学開運学院

徒然の記

爻(こう)の期間~講談師伊東潮花の事例

爻における期間は、原則一つの爻で2月間を表すが、一つの爻を1年とみた珍しい事例を紹介しよう。
講談師の伊東潮花は、60歳の時に、寿命について自分で易を立てたところ、雷澤帰妹の五爻が出たが、その解釈をしたのが高島呑象先生である。
高島呑象先生は、最後の五爻まで五つの爻があるので、一つの爻を1年として、伊藤潮花の天命はあと5年とみたのである。
それから必死に働き、蓄財を重ねた伊東潮花は、先生に感謝しながら65歳で鬼籍に入った。
なお雷澤帰妹は帰魂(きこん)の卦である。
死を暗示する帰魂の卦は、五爻の陰陽を逆転させた場合、上卦と下卦が同じ内容となる。

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