戸畑山笠は、約200年前に、疫病の終息を飛幡八幡(北九州市戸畑区)へ感謝するために村人がお祝いをしたのが始まりで、同じ山笠が、昼間は、幟山笠として各地区を練り歩き、夜になると、ピラミッド型にちょうちんをつけた山笠となって競演するというめずらしいお祭りです。
夜のちょうちん山笠も悪くはないのですが、幟山笠は、ラシャ地とビロードの縁取りがある紅白12本の幟旗を立てて、表は、奉書紙でつくった簡素な四つの大菊花、見送りは、金糸銀糸で縫われた鷲や鳳凰の円形刺繍、山笠台の四面を覆う幕は、緋のラシャに武者絵の縫い取り、神聖にして華麗、優雅にして格調高く、神社の境内に集合した風景は、比類ない美しさです。
7月28日が楽日となります。