東京都台東区にある浅草寺は、飛鳥時代、今から約1400年間に隅田川から見つかった聖観音菩薩像をご祭神としています。
浅草寺は、せんそうじ、と読みます。
近くに宿をとり、朝早く行くと東京とは思えないほどさわやかな、澄みきった空気にふれること
ができます。
関東大震災では、当時の浅草区のうち96%は焼失しましたが、浅草寺付近だけは猛火に包囲されながら、火の粉が落ちてくる中を、消防隊、寺院側、警察暑、避難者による消火活動が奏功し、延焼を免れた経緯は、吉村昭先生の小説「関東大震災」に描かれています。
避難者10万人の命を救った境内は、縁起のいい場所、吉パワーのあふれる土地です。
重要文化財でもある、東側の二天門は、全体にすっきりした造りで、南方守護の増長天、東方守護の持国天を祀っています。