高野白山の九州易占塾

徒然の記

占いと直観

フロイトは、1856年生まれ、オ―ストリアの精神科医、精神分析学者です。

フロイトの無意識理論では、心理モデルとして意識世界と無意識世界を想定していますが、意識世界に含まれる前意識世界は、単に忘れている記憶なので、容易に思い出すことができ、問題ありません。

フロイトの治療ターゲットは、同じ記憶でも無意識世界に追いやられている、思い出すことさえ困難な、消された記憶です

日常では、患者自身も思い出すことができないので、フロイトは、深い心理の底に潜んでいる、消された記憶の部分に働きかけ、思い出させ、意識世界に呼び戻し、認識・理解させ、現実と対峙させることで、症状を改善させる手法を開発しました。

そこで、フロイトの理論を応用して、無意識世界の本能の中には、欲望と高等な精神を司る直観があるという仮説を立てます。

ユング理論で言えば、元型という概念に相当する直観は、欲望の下にひっそりと隠れているため、人間は直観を明確な言語に変換して表現することができません。

占いの効用は、いきなり直観と思われるものを引き出して、行動の正しい指針を教示することですが、欲望にとらわれた場合はまず100%当たりません。また解釈を間違えて誤った方向へ進むことを考えると、占いの最大の障害は、浅ましい行為のもとである欲望であることがわかります。

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