高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

四国巡礼記シリーズ~旅のはじまり

今回から四国巡礼記をシリーズでお届けします。

神秘の四国八十八ヶ所のうち、主要スポットの現状について、人間模様、不思議な話、伝説などをまじえながら順次リポートしましょう。

※                     ※

1 出発
四国巡礼は、霊山寺からスタートします。

霊山寺は、れいさんじ、ではなく、りょうざんじ、と読みますが、境内が狭く、ややうす暗い印象があります。

2 必需品
巡礼には、金剛杖(こんごうつえ)、白衣、輪袈裟(わげさ)が必需品です。

輪袈裟は、法衣の代替品で、したがって、巡礼者は、一時的に僧侶の世界に身を置くことになります。

トイレや食事の時は、輪袈裟をはずします。

3 消耗品
線香(入れ)、ロウソク、経本(きょうほん)、賽銭(入れ)、念珠(ねんじゅ)、ライター(2~3本)、ポンチョ式の雨カッパ(100均もので充分)などはあらかじめ準備して持って行ってもいいし、初めての巡礼者は、納経帳やご朱印を押すための特別の白衣、さんや袋も売店で購入もできます。

金剛杖を区別するための専用シールを持っていくと便利です。

八十八ヶ所巡拝終了のお礼まいりをするので、霊山寺だけは2回参拝します。

したがって、訪問する寺院は、合計89寺となるため、消耗品を以下のように揃えます。

・線香~89寺×6本(本堂3本、大師堂3本)プラスα

・ロウソク~89寺×2本(本堂1本、大師堂 1本)プラスα

・お賽銭~89寺×20円以上(本堂10円以上、大師堂10円以上)プラスα

・納札(おさめふだ)~88寺×2枚(本堂1枚、大師堂1枚)プラスα

線香3本の内訳は、ご祭神1本、先祖1本、巡礼者1本で、過去、現在、未来も表現します。

線香は、折れやすいので、余分に準備するのは言うまでもありません。

納札は名刺代わりなので、お礼まいり時の霊山寺では必要ありません。

納札の日付けは、「吉日」と書くといつでも使えるので使い勝手が良く、願意は、「世界平和」や「先祖供養」など四文字熟語のケースが普通です。住所は、手間がかかりますが、市町村名から最後の地番まで書いておく方がいいでしょう。

4 礼拝
たとえ代参であっても、礼拝時の頭が高いと、ご精霊から頭を打たれることがありますので、よくよく真摯に参拝しなければなりません。

5 巡拝の要領
お先達の指示に忠実に従うことが巡拝をスムーズにする要領です。

何も考えずに、ロボットのように体が動いて来れば楽になります。

6 その他
なお、経本にある「弟子某甲 尽未来際」は、でしむこう じんみらいさい、と読み、「仏弟子である私は、未来尽きるまで永遠に誓います」という意味です。

輪袈裟、賽銭入れ、線香入れ
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霊山寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/01ryozenji/

 

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