高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

四国巡礼記シリーズ~報いの時期

15番札所の国分寺(こくぶんじ)は、四国八十八ヶ所の中で唯一曹洞宗に属しています。

曹洞宗と言えば、「修証儀」に次の記述があります。

「善悪の報に三時あり。一者順現報受、二者順次生受、三者順後次受、これを三時という。」

意味は、
「善も悪もその報いを受けるのは、三つの時間差がある。一つは、現世の報いを現世で受ける場合、二つ目は、現世の報いを来世で受ける場合、三つ目は、現世の報いを次の次の来世で受ける場合であり、これを三つの時間差という。」

報いを受ける時期についての論理的な説明ですが、今一つ説得力に欠けるのは、現世の報いを来世で受けて何の意味があるのか、という疑問を解決できないからです。

現在の行為について、来世で報いを受け償いをしても、不公平感がぬぐえず、いかにもバランスが悪く、遅すぎるだろうと思うのです。

したがって、納得できるのは、「一者順現報受」だけ、つまり現世の報いは現世で受ける、という部分になります。

前世は修行僧であると言われたものの、前世や来世など笑止というほかなく、四国巡礼の元祖といわれる衛門三郎の事例のように、現世における善悪の行為により生じた結果は、現世でこそ引き受けることができるのだ、とシンプルに考えるとわかりやすくなります。

前世に興味があれば、エドガー・ケイシーの「転生の秘密(たま出版)」に驚くべき出来事が数多く書かれています。

金剛杖のお守り
金剛杖のお守り

国分寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/15kokubunji/

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