高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

四国巡礼記シリーズ~沙金

17番札所井戸寺(いどじ)の井戸を覗いて、自分の姿が映れば問題なし、映らなければ3年以内に不幸があるといわれていますが、真偽は明らかではありません。

四国中を廻って気づくことは、水流の豊かさです。

今でもそうですが、山中奥深く分け入る場合は、川沿いに路を切り開きながら進むのが安全で確実、というよりこの方法しかなかったでしょう。

想像ですが、当時は、はるか原生林を抜けると、川の底に沙金が光り、金鉱石が露出した山肌もあったはずです。

郡司であるご実家や本家筋の佐伯氏から援助を受けたにしろ、弘法大師は、唐への留学前に、四国各地を行(ぎょう)じつつ、採取した沙金を留学資金とした、と推定すると国家事業ともいうべき膨大な密教経典や法具の購入、調製、そして日本へ持ち帰ることができた豊富な資金力の謎が解けてきます。

お加持水
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井戸寺の公式ホームページです。
http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/17idoji/

 

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