NPO法人九州易学開運学院

徒然の記

繋辞伝(けいじでん)のエッセンスから その3

⑴ 象(しょう)と爻(こう)の意味
聖人は、世界の道理を洞察(どうさつ)して、我々に理解できるように姿、形をつくり出した。眼に見えない道理をかたどったので、これを象(しょう)という。
聖人はまた世界の変動をみて、変化を観察し、一定の法則性を発見し、説明文を配置し、吉凶を判断した。事物の変化にならう、という意味で、これを爻(こう)という。

○書き下し文
聖人もって天下の賾(さく)を見ることありて、これをその形容に擬(なぞら)え、その物宜(ぶつぎ)に象(かたど)る。この故にこれを象(しょう)と謂(い)う。
聖人もって天下の動を見て、その会通(かいつう)を観(み)ることありて、もってその典礼を行い、辞(じ)を繋(か)けてもってその吉凶を断ず。この故にこれを爻(こう)と謂う。
※賾(さく)~入り組んで見分けがたい複雑なこと  ※物宜(ぶつぎ)~物事の道理※会通~集まったり、分かれたりする変化  ※典礼~一定の法則、規範

⑵ 筮竹本数の根拠~筮竹はなぜ50本を使うのか?
天と地を数字で表すと、天一地二、天三地四、天五地六、天七地八、天九地十となり、天の数字は五つ、地の数字も五つである。この五つの数字は、2種類の組み合わせをつくる。
天数の合計25と地数の合計30を合わせた、天地の数は55である。この55こそはすべの変化を形成し、鬼神陰陽の作用を遂行するゆえんである。55からきりよく端数の5を引くと50である。筮竹は、50本であり、用いるのは、太極を除いた49本である。
※数字2種類の組み合わせ
天~1、3、5、7、9 合計25   地~2、4、6、8、10  合計30

○書き下し文
天一地二。天三地四。天五地六。天七地八。天九地十。天の数五、地の数五。五位相得(ごいあいえ)て各々(かくかく)合うことあり。天の数二十有五。地の数三十。およそ天地の数五十有五。これ変化を成して鬼神(きしん)を行うゆえんなり。
大衍(だいえん)の数五十、その用四十有九。
※大衍(だいえん)の数~大いに広がる数字→筮竹の本数のこと

 

繋辞伝(けいじでん)のエッセンスから その2

⑴ 吉凶悔吝咎めなしの詳細
吉と凶は、結果の成就(じょうじゅ)と失敗を言い、悔(かい)と吝(りん)は、吉凶ほど決定的ではないにしろ小さな疵(きず)を言うのであり、咎(とが)めなしとは、過失を改めることにより良い方向へ事態が進み、咎めをまぬがれることを意味する。

○書き下し文
吉凶とはその失得(しっとく)を言うなり。悔吝(かいりん)とはその小疵(しょうし) を言うなり。咎(とが)なしとは善く過(あやまち)を補(おぎな)うなり。

⑵ 乾と坤の違い
生成の限りない連続を易という。万物生成のはじめに、その形をつくる働きを乾(けん)とい、これを受けて一定の定めをもった形を提示する働きを坤(こん)という。数字を極め尽くし、未来を予知する手段を占(せん)といい、占(せん)により変化に通じる行為を事行 (じこう)という。予測できない陰陽変化、これが神すなわち神秘性である。

○書き下し文
生生(せいせい)これを易と謂(い)い、象(しょう)を成す、これを乾(けん)と謂(い)い、法を效(いた)す、これを坤(こん)と謂う。数を極(きわ)め来(らい)を知るこれを占(せん)と謂い、変に通ずることを事(じ)と謂い、陰陽測(はか)られざる、これを神(しん)と謂う。

繋辞伝(けいじでん)のエッセンスから その1

繋辞は、ことば(辞)をつなぐ(繋)という意味である。
繋辞伝は、易経の解釈集であるが、宇宙の原理を教える優れた思想書でもある。
ここでは、吉凶や八卦の由来、乾と坤の意味を紹介しよう。
次は、繋辞伝から抜き出したエッセンスである。

⑴ 吉凶の生じる理由
天は高く、地は低いという事実を踏まえて、乾(けん)と坤(こん)が定められている。万物が高く、あるいは低くつらなる事実にならって、動と静、剛と柔に区分されるのである。万物は、また善悪の性質ごとに集まったり、種類ごとに分かれることにより、吉と凶を生じるのである。
天では日月星辰(にちげつせいしん)の現象、地では山川草木(さんせんそうもく)の形象となって現れることにより、陰が陽になったり、陽が陰に分かれるという変化が表れるのである。

○書き下し文
天は、尊(たか)く、地は、卑(ひく)くして、乾坤(けんこん)定まる。 卑高(ひこう)もって、つらなり、貴賤(きせん)位(くらい)す。 動、静、常ありて、剛、柔、わかる。 方は類をもって聚(あつ)まり、物(ぶつ)は群をもって分かれて、吉凶生ず。 天に在りては象(しょう)を成し、地に在りては、形(けい)を成して、変化あらわる。

⑵ 吉凶悔吝の意味
聖人が卦をつくって、森羅万象(しんらばんしょう)の意義を観察し、その結果を書き表して、吉凶の道理を明確にした。剛と柔は、互いに移り変わって変化を生じる。吉とは、事の成就(じょうじゅ)であり、凶とは失敗、悔(かい)は、凶にいながら現状を反省して吉へ向かうことであり、吝(りん)は、現状は吉であるが凶へ向かうという意味である。

○書き下し文
聖人卦を設けて象を観(しめ)し、辞を繋(か)けて吉凶を明らかにす。剛柔相推(あいお)して変化生ず。この故に吉凶とは失得(しっとく)の象なり。悔吝(かいりん)とは憂虞(ゆうぐ)の象(しょう)なり。

九星のイメージ その2

六白金星(ろっぱくきんせい)
・金属のうち、銀や錫など白く光る金属を指す。
・キーワードは、いぶし銀である。
・イメージカラ―は白、シルバー
・若くてもしぶく、味がある人が多い、親分肌

七赤金星(しちせききんせい)
・金属のうち、赤色をした銅、辰砂(しんしゃ)、純度の低い赤味がかった金を指す。
・イメージカラ―は白、シルバー
・陽性で、お洒落好き

八白土星(はっぱくどせい)
・白い土は、陶器をつくり出す白い粘土のことである。
・生のままでは柔らかいが、いったん焼くと、かたくなるという陶土の性質そのままに外柔内剛型である。
・イメージカラーは黄、ベージュ
・頑固者、大柄な人が多い

九紫火星(きゅうしかせい)
・焚き火の色は、単なる赤ではなく、青味がかった紫色を含んでいる。
・イメージカラ―は、紫、赤
・紫色は、パワフルな赤色と鎮静効果のある青色のエネルギーを持つ。
・直感力が鋭く、はで好み

九星のイメージ その1  

九星の特徴を五行からアプローチすると、一白水星は水、二黒土星、五黄土星、八白土 星は土、三碧木星、四緑木星は植物、六白金星、七赤金星は、金属、九紫火星は火の性 質を持っていると考えてよい。 木(もく)の三碧木星と四緑木星、土(ど)の二黒土星、五黄土星、八白土星及び金 (ごん)の六白金星と七赤金星の微妙な違いに着目しよう。

一白水星(いっぱくすいせい)
・一白水星は水の星である。水は、動かない「止水」の陰気さ、「流水」のような陽気さ、「奔流」の激しさ等様々な様相を持つ。
・イメージカラ―は黒
・陽気な人、陰気な人、激情家とはっきり分かれる

二黒土星(じこくどせい)
・二黒土星の黒い土は、五黄の黄色い土や八白の白い土と違って、ごくふつうの肥沃な土である。
・イメージカラーは黄、ベージュ
・黒い土は、万物を生育させ、熟成させる農業用の土でもある。
・努力家、根気強い

三碧木星(さんぺきもくせい)
・碧は、紺碧、碧水という熟語に使われるように、ブルーのことであるが、三碧木星の色は、成長途中の若々しい草木の葉の色であり誕生して間もない植物の緑に近い青色を象徴している。
・イメージカラーは青
・変わり者、何でもする冒険家、単純な情熱家

四緑木星(しろくもくせい)
・成長が終わった植物のイメージで、花咲く前の安定し、成熟した美しさをあらわす。
・イメージカラーは緑
・飛躍を好まず、用心深さを持つものの、次々と立位置を変える 。

五黄土星(ごおうどせい)
・黄土は、文字通り黄色い土であり、黄河が氾濫した後の粘土は鋳造器製造に欠かせないもので、古代黄河文明を生みだす源となった。
・この星は古来帝王の星と言われながら、どこか妖気を孕む不思議さを持っている。
・イメージカラーは黄、ベージュ
・やり手であるが、想像力が乏しい

易経と孔子

1 概要
易経は今から3,000年前にできた周時代の予言書であるが、孔子はそれから500年して生まれた儒者である。
両者の関係を露わにするエピソードは次の通りである。
2 易経と史記
孔子、晩にして易を好み、彖・繋・象・説卦・文言を序す。易を読むに韋編三たび絶つ。
曰く、
「我に数年を仮し、是(か)くの若(ごと)くせば、我、易に於いては則ち彬彬(りんりん)たらん」と。
史記(司馬遷著)
高野白山訳:
孔子は晩年になって易を好み、彖伝、象伝、説卦伝、繋辞伝、文言伝を整理した。易経を繰り返して読んだので、革の綴じひもが3回切れた。孔子がいうには「あと数年あってこのように研鑽できれば、私は、易の道理を極めるであろう」
易経の解説書である「彖・繋・象・説卦・文言」のうち、繋(繋辞伝)のみは思想書として白眉であるが、小賢しく無用の注釈も数多い。
どんな使い方をしたかわからないが、革の綴じひもが三回も切れるはずがないだろう、と思う。
文化の癖として、インド人の神秘好き、日本人の閉鎖好きとともに、中国人が虚飾を好むのは今に始まったことではないのである。
3 易経と論語
孔子の言葉として、論語に「子曰はく、我に数年を加し、五十にして以て易を学ばしめば、以て大過無かる可し」
論語(孔子言行録)
高野白山訳:
「孔子が言うには、私にあと数年の寿命があり、50歳になるまでに易を学び尽くしたならば、私の人生に大きな過ちはないであろう」
たしかに易経は人生の正しい指針を教えるのは間違いない。この点だけは私も孔子と同意見である。

略筮法の解説

⑴ 筮竹1本を筮筒に立てる。→太極
⑵ テーマをしっかり念じる。
⑶ 残りの筮竹を扇形に開く。(音をたてる)
えいっと気合とともに、半分に分ける。
⑷ 右手に分けた筮竹を筮竹台に置く。
⑸ 筮竹台から1本を取り出し、左手の小指と薬指にはさむ。
・左手に残った筮竹の束→天策
・小指と薬指にはさんだ1本→人策
・筮竹台に置いた筮竹の束→地策
⑹ 天策を2本づつ四回払う。
左手で筮竹の下部を力を入れて握りしめ、右手で筮竹の上部すなわち、目線より高い位置で払うと、占者の姿が美しくみえる。
(筮竹をしならせ大きな音を出す。)
残った本数を1本ずつ「乾」「兌」「離」、、、と数えて、八卦を出し、下の三本の算木を並べる。
⑺ 2回目は、⑶から⑹をもう一度繰り返す。
(残った本数により、上の三本の算木を並べる。)
⑻ 爻を出すため、3回目は、2本づつ三回払い、残りの本数を数える。
⑼ 爻に該当する算木を左へずらす。
⑽ 筮竹を両手に持って一礼する。

30分で吉祥名をつける秘法 その2

1 手順
(1) 算出の秘法
高野白山が開発した秘法は、松永姓を例にすると、姓の天格8-5を基準として、人格、地格、外格、総格及び三才五行もすべて吉になるよう算出することができる。
天格8-5に対しては、地格である名前は6-5、6-10、8-3、8-24、16-8、19-13等であれば評定6項目がオ-ル吉となる。
(2) 画数の決定
この中から地格を6-5とすると、次のようになる。
・五格部算定
松(8)    永(5)      6       5
天格13 人格11(吉)  地格11(吉)  総格24(吉) 外格13(吉)
・三才五行の吉凶
天格(吉) ← 人格 → 地格(吉)
(3) 名前の選定
6画と5画の文字を候補にして、評定6項目オール吉の名前をつくるのである。
・6画の候補
吉、安、帆、朱、江、羽、衣、凪、汐
・5画の候補
代、令、史、司、央、由
(4)吉祥名の完成
熊崎式姓名判断の方式で「松永」姓では次のような吉祥名が生まれる。
男性名~安史(やすし)、 安央(やすお)、由央(よしお)
女性名~朱代(あきよ)、 安代(やすよ)、衣代(いよ)

30分で吉祥名をつける秘法 その1

1 名前、名称の大切さ
⑴  概要
名は、人生で最初の誕生日プレゼントであるが、不運を呼び込む元となる凶名を避け、吉祥名を導き出すのが姓名学の目的である。
⑵  人名~松岡利勝(元自民党代議士)
・利勝という名は勝利の逆で、親はこれが敗北を意味することに気づくべきであった。
・この人は政治資金収支報告書の虚偽記載を追及され、2007年自死した。
⑶  船名~功成丸(釣り船、16t)
・功成とは何か。成功の逆ではないか。即ち失敗のことであると船主は知らなければならなかった。
・2026年2月、功成丸は貨物船と衝突し、船体は真っ二つに裂け乗組員から死者が出た。
⑷ 船名~紫雲丸(客船、1450t)
・紫雲丸という船名は、阿弥陀仏が紫の雲に乗り、極楽浄土へ連れていくという仏教思想を基に名付けられた。
・この船は1950年の就航以来5回の事故を起こし、計175名の死者を出した不吉の船である。
2 名付けの難しさ
吉祥名画数の組合せがうまくいかず、途方に暮れることがある。
しかしながら、高野白山が数学の論理を駆使し、完成した秘法を用いれば、だれでも簡単に吉祥名ができる。

後天定位盤(こうてんじょういばん)の謎

後天定位盤の上が南、下が北を指しているのはなぜか。
その理由は二説ある。
1 天体南中説
この謎を解くカギは、太陽も月もずっと遠くにある星も含めて、天体の南中という現象である。
地球は西から東に向かって自転しているので、天体は東の地平線から出てきて西の地平線に消えていくが、この時我々の頭上を通るのではなく、必ず南方を通過するのである。
これを南中という。
たとえば、太陽が最高高度になると、方位は真南を示す。
後天定位盤は、その南中した瞬間を古代中国人が見たままを画(え)に書いたのである。
すると、画の上が南、下が北になる。地図上の南北と真逆になるのである。

2 天子南面説
易経の解釈書である説卦伝第五章第二節では「聖人、南面して天下を聴き、明に嚮(むか)いて治む。蓋し諸(これ)を此(ここ)に取るなり」(聖人が南面して明に向かい天下の政務を処理するのは、万物は南方において明らかに躍動するからである)とあり、これが後日「天子南面す」という思想となる。
北を背にして座っている天子の目線で前方を見れば、眼の前が南になるので、その状況をそのまま画(え)に写しとったのである。

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