高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

予定調和の世界

今から413年前、西暦1600年、石田治部少輔三成は、関ヶ原の戦いで笹尾山に陣取り、「大一大万大吉」の旗印を立てて奮戦しましたが、小早川秀秋の裏切りが直接の原因で敗北し、斬首されました。

「大一大万大吉」は、一人が万人のため、万人は一人のため尽力すれば天下大吉、という意味だそうです。

「大」「一」「万」などという吉のパワーが強い文字を六つも書いた旗印で出陣すると、次の局面では激しい揺り戻しが凶を呼び込む、という見本のような事例です。

変化と反変化の循環作用により、振り子のようにバランスをとる力が吉から凶へ、また凶から吉へと繰り返しかつ絶え間なく働き、神とか宇宙とかややこしいことを言わなくても、事態は、予定調和の世界を目指して収束していくのです。

天下大吉という気持ちはわかりますが、戦闘に臨んでこの旗印は不吉というほかありません。

それにしても負け方が悪い、五分の引き分けは無理でももう少しまともな負け方があるだろう、と思うものの、先人の奮闘に敬意を表して評価は控えなければなりません。

石田三成公の旗印
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正岡 子規

正岡 子規(慶応3年~明治35年)に明治33年の句会で発表された
「鶏頭の十四五本もありぬべし」
という俳句があります。

庭の鶏頭を詠んだだけでどうということはないようですが、不治の病に罹った病人が赤い鶏頭を眺めている情景を思い浮かべると、この俳句が持つ生命力の発露に気づきます。

正岡 子規は、当時としては治療法がない脊椎カリエスに罹患しながら、激しい痛みの中で、感情をあらわにせずにさりげなく自分の生命力を庭に咲く鶏頭に託して詠っていることがわかります。

この俳句の前では、万葉集の山上 憶良はもちろん、芭蕉や吉本 隆明さえ小さく霞んで見えます。
持ち味が違うので、比較は無意味と思いつつ、この俳句によって、正岡 子規は、万葉から現代まで日本第一の詩人であると言わざるを得ません。

「鶏頭の十四五本もありぬべし」
子規絵葉書

 

不思議な夜

毎年同じ時期になって想うのは、ライトアップされた夜桜の美しさです。
普段は、単なる老木ですが、櫻が咲くと見事な妖艶さを発揮して通行人を楽しませてくれます。

今夜は、朧月、朧月に夜桜、とくれば、春を競演する役者が揃ったようです。
評論家の丸谷 才一氏が江戸歌舞伎の春公演に秘められた呪術性を解明していますが、どこかで何かが起こりそうな予感がする不思議な夜となりました。

満開の夜桜
夜桜

 

 

Shot BAR LAG

優華先生の鑑定サロンを兼ねるShot BAR LAGで美味しいカクテルをいただきました。
味は、微妙に甘酸っぱく、後味のさわやかさが口の中に広がります。

お店は、旧唐津街道沿いにあり、落ちついた雰囲気でゆっくり過ごすことができました。
アルコールが苦手な私でも時間を忘れてしまいそうでした。

一日の疲れを取るのに絶好のスペースです。
場所は、東区箱崎、筥﨑様のすぐ近くにあります。
(連絡先 092-631-0057)

優華先生は、カジュアル・ハート(092-791-7447)にも出務されます。

Shot BAR LAGにて
LAGにて

 

春の使者

福岡市の西部を流れる室見川でシロウオ漁が始まっています。
生きたまま酢醤油で流しこんだり、天ぷらにして食べます。

40年近く前ですが、単線の筑肥線が走っていた時は、河畔の料亭から橋を渡る汽車の汽笛が聞こえて、特に夕暮れ時は、何とも言えない風情がありました。

懐かしい風景がよみがえってきます。

下流側(左側)から上ってくるシロウオ捕獲
シロウオ漁

饅頭

胃が小さいのか一度に多く食べられないので、おやつを食べるのが習慣になっています。
今日は、粒あん餅とやぶれ饅頭をいただきました。

毎日、お店の前を通りますが、ダクトからモクモクと水蒸気が出ています。
饅頭をふかしているのでしょうか。

80歳近い、無愛想なご老人が朝から饅頭づくりに励んでいるようです。
見かけは不ぞろいですが、特に、粒あん餅は甘味が強烈で、抜群においしいです。

饅頭

お祝い

20年以上前から交流している6人のグル―プで、最後の1人が平成25年3月31日付けで退職します。
(1人欠席)

定年まで勤め上げるのは、並大抵ではありませんが、何はともあれめでたいというほかありません。
人生の区切りとして還暦を迎えるので、お祝いの会場で記念撮影をしました。

今からも元気で生活していきたいものです。

記念撮影
石田氏お祝い

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