人間関係の善し悪しは、実は深いところで相性(あいしょう)で決まっています。
ただ、なぜ相性があるのか、誰もわからず、これは人間の一生を支配する生まれ星に由来している、というほかありません。
九星術では、五行の原理である相生(そうしょう)の関係と相剋(そうこく)の関係を根拠にして相性を説明しています。
五行思想では、木、火、土、金、水の五つの元素による相互の影響関係を相生と相剋といいます。
相生は、仲良しで気が合う間柄、相剋は、なんだか虫が好かない相手です。
例外はあるにしても、数々の実例をみると親子、兄弟でも五行の原則が持つ親和と対立の関係から自由になることは難しいようです。
人間関係がうまくいかない場合は、相手の生まれ星を調べて、自分と相剋の関係になっていないか確認する必要があります。
相性を調べれば、相手の本音がわかる時があり、別の対応ができるからです。
同じ生まれ星同士の関係は、原則として比和といってまず可もなく不可もない関係を保つことができます。
相生と相剋の関係を手掛かりに、実例に照らし合わせながら連想能力を働かせると不思議に当たっていることがわかります。
※五行思想~人間も宇宙も、木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい) の五元素からなり、相互に影響し、盛衰生滅を繰り返しながら、循環していくという古代中国の世界観
歴史上の人物や芸能人の実例は次のようになります。
1 相生(そうしょう):仲良し
・木(三碧木星、四緑木星)と火(九紫火星)
~中尾彬(四緑木星)と池波志乃(九紫火星)
・火(九紫火星)と土(二黒土星、五黄土星、八白土星)
~堺雅人(九紫火星)と菅野美穂(五黄土星)
・土(二黒土星、五黄土星、八白土星)と金(六白金星、七赤金星)
~朝丘雪路(二黒土星)と津川雅彦(七赤金星)
・金(六白金星、七赤金星)と水(一白水星)
~勝海舟(六白金星)と徳川慶喜(一白水星)
・水(一白水星)と木(三碧木星、四緑木星)
~安めぐみ(一白水星)と東貴博(四緑木星)
2 相剋(そうこく):ケンカ相手
・木(三碧木星、四緑木星)と土(二黒土星、五黄土星、八白土星)
~中山美穂(三碧木星)と辻仁成(五黄土星)
・土(二黒土星、五黄土星、八白土星)と水(一白水星)
~空海(二黒土星)と最澄(一白水星)
・水(一白水星)と火(九紫火星)
~タモリ(一白水星)と明石家さんま(九紫火星)
・火(九紫火星)と金(六白金星、七赤金星)
~三船美佳(九紫火星)と高橋ジョージ(六白金星)
・金(六白金星、七赤金星)と木(三碧木星、四緑木星)
~清原和博(六白金星)と木村亜希(四緑木星)