良い家相の条件は次の通りです。
・家の向き
家の向きを東西南北にぴたりと合わせると、「正中する」といって凶相になるので東南の方向に心もち傾けるのがよい。
・水まわり(トイレ、台所、浴室)の位置
家を人間の身体に例え、臨月における胎児を想定して、頭を床の間として東か南につくり、尻の部分にあたる西北をトイレ、浴室、台所とするのが定石である。
トイレ、浴室、台所は西北に小さくまとめる
・土地の清め
古井戸や池があれば石やコンクリートを残らず除去して土地をきれいにした上で、埋め戻さなければならない。土地を清浄にすることなく埋めた場合は、住人に水に関する病、すなわち慢性鼻炎の患者が出ることがある。
・屋根
屋根は施主の嗜好、好みが出る場所であるが、屋根は先天図で乾を指し、南である。屋根の段差である天窓の家に住む人は、乾すなわち人間でいえば頭にエネルギーが通りにくくなるので脳梗塞を患う。対策は、家屋全体にゆがみがこないよう天窓は撤去せず、新たに天井を設置するのがよい。
東が段差で下っていると、東は長男を表すので、家族のなかで長男の影が薄くなり、東南の段差は、引きこもりなど長女に悪い影響が出る。西南に段差があると主婦の働きが鈍く、弱くなる。
・段差
床は先天図における坤であり、坤は大地を意味する。床に段差がある家は、家族に段差すなわち溝ができ家族仲が悪くなる。出入口にも段差をつくってはいけない。
・床の間
床の間は、陽ざしを集めるため、東か東南に造らなければならない。
・外壁
出窓などつくらず、すっきりした外壁がお勧めである。普通の窓であれば問題ない。
・塀、囲い
塀、囲いは、外部からの防衛、テリトリーを守る意味があり、低い生垣でもよいので必ず設置しなければならない。塀のない家では、落ち着けないので、一家の主人が帰宅しなくなる。