高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~室見川 その2

室見川は、160万都市福岡市の西区を貫流し博多湾に注ぐ清流である。
かつて護岸工事をする前は、台風の後になると砂洲に水たまりができ、取り残されたうなぎや鯉、鮒が面白いように獲れた時もあった。
川の上流には福岡市の水源である曲渕ダム〈大正12年竣工〉があり、そのさらに上流は八丁川と呼ばれ、野河内(のごうち)渓谷の美しい渓流が続く。

今でも川が澄んできれいなのは地元、行政、議会の熱意によるものである。
農耕地の広がる中流部は「ホタルの里」として知られており、1989年に「室見川中上流一帯のほたる」が、環境庁の「ふるさといきものの里100選」に選定された。
下流部の市街地では延5kmの室見川河畔公園が作られ、市民の憩いの場となっている。この公園は、1983年度に「福岡アメニティ百選」の一つに選定された。
河口の干潟では今でも毎年2月になると名物の白魚(しらうお)が博多湾からのぼってくる。

上流(野河内渓谷方面を臨む)

下流(シーサイドももちビル群を臨む)

天地否と地天泰の謎

天が上にあり、地が下になるというノーマルな形の天地の卦が否定を意味し、逆に地が上にあり天が下になる、という地天の卦が安泰を意味するのはなぜか?
天地否は柔である地の上に、剛である天が乗り、地は今にも押しつぶされそうで不安定感を表し、地天泰は、剛である天の上に、柔である地が乗っているためバランスがとれ平穏である、とみるのである。
これは易経独特のバランス感覚である。

⑴ 天地否
否の熟語は否定、否認、拒否がある。

卦辞は、
「否(ひ)は、之(こ)れ人に匪(あら)ず。君子の貞に利ろしからず。大(だい)往き小(しょう)来る」
卦辞の意味は、
「まともに人のとるべき道が行われない。君子であっても正しいことが通用しない。見識ある立派な人は去っていき、つまらない小人(しょうじん)がやってくるからだ」

算木の形をみると、上に直線で重い剛があり、下が断線で軽い柔となっている。剛が柔を押しつぶすという将来の危機を告げているのである。
あるいは乾(天)は上へ上り、坤(地)は下へ下るので、天地分裂ともいう。

⑵ 地天泰
泰は、おおきい、やすらか、という意味で、安泰、泰然、天下泰平という熟語がある。

卦辞は、
「泰(たい)は、小(しょう)往き大(だい)来る。吉にして亨(とお)る」

卦辞の意味は、天地否と逆で、
「つまらない小人(しょうじん)は去っていき、見識ある立派な人がやってくる。吉にして通る」

地天の卦は、上に断線の軽い柔が乗り、下では直線で重い剛が支えるので、バランスがとれているとみるのである。

ブラ高野~哀愁のレールウェイ

JR九州吉都線(きっとせん)は、鹿児島県吉松駅から宮崎県都城駅まで総延長61.6kmの短距離ローカル線であるものの、県境を横断して鹿児島と宮崎の交流に欠かせない重要路線である。
別名をえびの高原線ともいう。
都城駅からえびの駅まで1時間と少々かかるが、プラットホームから見る鉄路にそこはかとなく哀愁を感じるのはなぜだろうか?

えびの駅から都城方面を臨む

えびの駅から吉松方面を臨む

 

人間探求~姓名判断その8 沖田総司の場合

沖田総司は、新選組の一番隊長として活動したが、結核のため若死にした。
五格部算定で不平逆境とあるものの、26歳で亡くなった人物の宿命を明確に示さなかった姓名判断の事例である。

・五格部算定(数理の吉凶)
人格(主運)  22画  不平逆境  凶
地格(前半運) 22画  不平逆境  凶
総格(後半運) 35画  順良温和  吉
外格(副運)  13画  智力冨栄  吉
天格~名字は先祖伝来であるので評価しない。

・三才五行の吉凶~天格13画、人格22画、地格22各
成功運  向上発展眼醒(めざ)ましく、目的の遂行(すいこう)容易なり~吉
基礎運  基礎安泰、助力者ありて心強し~吉

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