高野白山の九州易占塾

徒然の記

ブラ高野~庚申(こうしん)塚

庚申(こうしん、かのえさる)は、六十干支の一つで、57番目である。したがって、60日のうち1日は庚申となる。
庚申信仰は、中国伝来の道教をもとに、密教・神道・修験道が混淆(こんこう)し、地元の寄合い制度に組み込まれた土俗習俗である。
庚申の夜は、三尸虫(さんしちゅう)という虫が、眠っている間に天帝という神様に悪事を報告しないよう眠らず徹夜して過ごしていた。
これを庚申待(こうしんまち)という。庚申待を記念した庚申塚が日本各地に建てられている。
地域によっては庚申待は数百年間続いたが、大正年間まで各地で行われていたことを考えると、日本文化の重層的な陰影の濃さを垣間見ることができる。

庚申塚(福岡市西区徳永公園)

暦の見方 その1

1 仏滅(ぶつめつ)の由来
仏滅は、六輝(ろっき)の一つである。中国では「虚亡」(きょぼう)あるいは「空芒」(くうぼう)とも言われていたが、これをものみなむなしいと翻訳して「物滅」と書いていたのを「仏滅」の字をあてたのである。
仏滅は六輝の中で最大凶とされ、毎月5~6回仏滅の日があり、婚礼など慶事を避ける習慣があるが、なぜ忌日なのか、仏滅というものの、仏教と無関係である。
新暦4月の仏滅は以下の通りである。
新暦4月の仏滅~2日、8日、13日、19日、25日
これに対応する旧暦の仏滅は以下の通りである。
旧暦2月~21日、27日
旧暦3月~2日、8日、14日

※六輝(ろっき)
六輝は、六曜ともいう。
大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)・先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぷ)・仏滅(ぶつめつ)の6種類を毎日繰り返すのである。
六輝の順番は次の通りである。
大安→ 赤口→ 先勝→ 友引→ 先負→ 仏滅

 

ブラ高野~大国主(オオクニヌシ)の無念

島根県出雲市の日本海に広がる稲佐(いなさ)の浜は大和朝廷と出雲朝廷が最後に談判した場所である。稲佐という地名の由来は、
降伏しないのは、いな(稲)
降伏するのは、さ(佐)
稲佐の浜で大和朝廷軍は大国主に降伏するかどうか、いな(稲)、か、さ(佐)、か、と迫ったのである。

大国主は最後には二人の息子(コトシロヌシ、タケミナカタ)を失った。
コトシロヌシは、天の逆手(呪いの柏手)を打って自死したのであろうか。
タケミナカタも日本海を渡って長野県諏訪地方まで転戦したが、健闘むなしく敗死し諏訪大社のご祭神として祀り上げられ、封じ込められたのである。

国譲りが平和裡に行われたというような非常識をいってはいけない。
大国主をご祭神にした出雲大社の巨大さはどうであろう。
本殿の高さは24m(8丈)もある。
かつて本殿の高さが約96m(32丈)あったとは信じられないが、半分の48m(16丈)であれば、当時の技術でも充分可能だったはずである。

本殿では、大国主は参拝者にそっぽを向いて西方稲佐の浜に向いて祀られている。
実は参拝者は、正面に位置する、大和客神五柱と呼ばれる神々に向かって礼拝しているのである。
死を象徴する四拍手も含めて、神々の配置は、大和朝廷の悪意によるのであろう。

平安時代に発行された子供用の教科書である口遊(くちずさみ)によると、一番大きい建物が出雲大社、次が奈良の東大寺、三番目が京都御所の大極殿である。
これを「雲太、和二、京三」という。

日本一大きな神殿をつくって、なぜ大国主を祀り上げる必要があったのか?
大和朝廷が大国主の怨霊をかくも恐れる理由は何か?
大国主がどんな死に方をしたのか文書の記録は残っていないが、コトシロヌシ、タケミナカタの死にざまをみて、想像することは可能である。

稲佐の浜と弁天島

変爻(へんこう)について

1 変爻とは?
最初に出た大成卦を本卦(ほんか)というが、本卦の爻が直線の場合は断線に、断 線なら直線に変換する作業を変爻という。
変爻した結果を伏卦(ふっか)という。
易解釈におけるテーマの本質に迫る、追求の手段である。
本卦は現象、伏卦は本質を表す。

2 変爻を行う場合
変爻は次の場合に行うことがある。

⑴ テーマと易の結果がずれていると思われる場合

⑵ 易の結果が意味不明でわからないと思われる場合

⑶ テーマの本質や裏事情を知りたい場合

3 思想的根拠
変爻の思想的根拠は、直線の陽は、陰の要素を内包して、陽の性質を持たまま陰 に変身し、断線の陰は陽の因子を含みながら、陰の性質を持たまま陽に変移する という循環・変化の思想である。現実認識論として秀逸である。

4 具体例

⑴ 火地晋の上爻は直線であるが、これを断線に変えると雷地予の上爻となる。

本卦 火地晋の上爻
伏卦 雷地予の上爻

⑵ 地澤臨の三爻は断線であるが、これを直線に変えると地天泰の三爻となる。

本卦 地澤臨の三爻
伏卦 地天泰の三爻

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