昭和16年(1941年)に開設した日本銀行福岡支店は、 昭和26年(1951年)に福岡市中央区天神の現在地に移転し、令和4年3月に建替えが完了した。
建物概要は、地上5階、地下1階、 延床面積 9,200㎡である。
なお、日本政府から独立した法人である日本銀行の規模は次の通りである。
1 預金残高 447兆762億円(2020年3月31日)
2 従業員数 4,626人(2020年3月31日)
3 総資産 604兆4846億円(2020年3月31日)
1 概要
暦がわかりにくいのは、暦に記載された事項や行事が多すぎるからである。これらは、根拠が不明だったり、凶日がむやみに多い。
さらに新暦と旧暦をごちゃまぜにして暦に記載していることも読みにくい原因である。
迷信にとらわれたり、また拒絶して無関心になったりするのではなく、占い師として正しい知識を習得し、素養の一つとして占いに役立てる姿勢が肝要である。
主な注記を説明しよう。
2 干支(かんし)
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60回を周期とする数字の並びを干支という。これは、年、月、日、時間、方角など特定するために用いられる。
干支を使えば、10と12の最小公倍数である60までの数字を表現できる。
3 九星
方位・運勢・性格・相性を占うために用いる九つの星の総称~一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星がある。
4 六輝(ろっき)
六輝とは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の総称であり、六曜または六曜星ともいわれている。
5 二十四節気
太陽の軌跡である黄道の1年分を24等分し季節情報を知らせる名称であり、立春をはじめとした、24種類の季節を表現する詞(ことば)である。
6 雑節(ざっせつ)
黄河流域で生まれ、中国から直輸入された二十四節気を補強する日本列島独自の風土、生活習慣に基づいた留意事項である。
節分、彼岸、八十八夜などがある。
7 中段(十二直)
十二直は、北極星を中心に北斗七星の取っ手部分が回転して円軌道を描くので、これを十二区分し、十二支の方位と結び付け名付けした上で吉凶判断に活用したものである。
十二直の直は当たる、という意味があるものの、吉凶の根拠は不明である。
十二直は、暦の中段に書かれているため、単に中段と呼ぶこともある。
8 二十八宿(にじゅうはっしゅく)
古代中国の天文学で季節を知るために用いられた二十八宿は、地球から見た太陽の軌道である黄道を28のエリアに不均等分割し、それぞれを宿(しゅく)と呼び、星座名をつけたものである。
四方に七つの星座を当てはめ、吉凶を書いているものの、吉凶の根拠は不明である。
9 下段~暦の下段に記載されている、大みょうや天おんなどは根拠もなく、迷信の要素が強いため省略
10 庚申(こうしん)
庚申は、六十干支の一つで、57番目である。60日のうち1日は庚申となる。
庚申信仰は、中国伝来の道教をもとに、密教・神道・修験道が混淆(こんこう)し、地元の寄合い制度に組み込まれた土俗習俗である。
庚申の夜は、三尸虫(さんしちゅう)という虫が、眠っている間に天帝という神様に悪事を報告しないよう眠らず徹夜して過ごしていた。
これを庚申待(こうしんまち)という。庚申待を記念した庚申塚が日本各地に建てられている。地域によって庚申待は数百年間続いたが、大正年間まで各地で行われていたことを考えると、日本文化の重層的な陰影の濃さを垣間見ることができる
11 八朔(はっさく)
旧暦の8月1日のこと、新暦の令和4年では8月27日である。
12 選日(せんじつ)
⑴ 概要
暦の注意書き(暦注)のうち、六十干支の組み合わせで吉凶を選んだ日を選日という。
大安、仏滅など六輝、日曜日から始まる一週間の七曜、十二直(中段)、二十八宿、九星、下段以外の総称である。
選日の日々は次の通りである。
・八専(はっせん)
八専(はっせん)は、木と木、火と火など五行の気が重なる、六十干支の49番目から60番目までの凶日(きょうじつ)である。相性判断では、五行が重なる比和は、凶日とはいえない。また五行の気が重ならない相生、相剋の日については間日(まび)という名称で八専(はっせん)の影響は受けない、という。
・不成就日(ふじょうじゅび)
旧暦の各月ごとに8日間に1日の割合で、願いが成就しない日がある、というが、根拠は不明である。
・一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち)
一粒のもみが一万倍も実る稲穂になるという意味である。
仕事始め、開店、種まきには吉であるものの、この日に借金すると増えていくという。
・三隣亡(さんりんぼう)
三隣亡は、一説では、当初「三輪宝」と書かれ、「屋立てよし」「蔵立てよし」と注記されていたが、暦の編者が「よ」を「あ」と書き間違え、そのまま「屋立てあし」、「蔵立てあし」と伝わってしまったのではないかという。
「三輪宝」が凶日では都合が悪いということで同音の「三隣亡」に書き改められたのであろう。
三隣亡は、現在とは正反対の吉日だったことになる。
・天一天上(てんいちてんじょう)
人事の吉凶を司る天一神が天に上っている期間。六十干支の30番目の癸巳(みずのとみ)の日から六十干支の45番目である戊申(つちのえさる)の日までの16日間。この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされた。
・土用(どよう)
⑴ 意味
四季の直前は、大気変化の兆候がでるといわれ、季節の変わり目に体調を整える準備期間であり、これを土用という。土用の期間は原則として18日間である。
土用が明けると春、夏、秋、冬という新しい四季が始まる。
年に4回ある土用は、冬の土用は春に向けて、春の土用は夏に向けて、夏の土用は秋に向
けて、秋の土用は冬に向けて体力、抵抗力をつけるための時間でもある。
⑵ 期間
令和4年の土用は次の通りである。
・冬の土用~1月17日から2月3日まで
・春の土用~4月17日から5月4日まで
・夏の土用~7月20日から8月6日まで
・秋の土用~10月20日から11月6日まで
・十方暮(じっぽうぐれ)
十方暮は六十干支のうち、21番目の甲申(きのえさる)から30番目の癸巳(みずのとみ)までの10日間を相剋(そうこく)の凶日として設定した。根拠は明白であるが、相生(そうしょう)の吉日や比和(ひわ)の日も含まれるので凶日の正当性は薄弱である。
・天一天上(てんいちてんじょう)
天一天上は、人事の吉凶を司るという天一神が天に上っている期間で、六十干支の30番目の癸巳(みずのとみ)の日から六十干支の45番目である戊申(つちのえさる)の日までの16日間である。
この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされた。
・十方暮(じっぽうぐれ)
十方暮は六十干支のうち、21番目の甲申(きのえさる)から30番目の癸巳(みずのとみ)までの10日間を相剋(そうこく)の凶日として設定した。
根拠は明白であるものの、相生(そうしょう)の吉日や比和(ひわ)の日も含まれるので凶日の正当性は薄弱である。