福岡県立図書館(福岡県福岡市東区箱崎)は、延床面積11,214㎡、地下1階、地上5階建て、蔵書77万冊、本館と子ども図書館がある。
1918年に福岡市中央区天神5丁目に前身の福岡県立図書館が完成したが、建物は木造2階建、延床492坪、開館時の蔵書数は25,000冊であった。その後変遷を経て、1983年4月、現在の福岡県立図書館が開館した。
2002年4月、別館として子ども図書館が開館した。
1 意義
九星気学は西洋占星術と違って地上に想定した九つの星により方位の吉凶、運勢の変転
性格判断、人間同士の相性を判定する思想と技術である。
2 九星の名称と読み方
一白水星~いっぱくすいせい
二黒土星~じこくどせい
三碧木星~さんぺきもくせい
四緑木星~しろくもくせい
五黄土星~ごおうどせい
六白金星~ろっぱくきんせい
七赤金星~しちせききんせい
八白土星~はっぱくどせい
九紫火星~きゅうしかせい
3 後天定位盤による九星の位置と方位
西北~六白金星
北~一白水星
東北~八白土星
東~四緑木星
中央~五黄土星
東南~三碧木星
南~九紫火星
西南~ニ黒土星
西~七赤金星
オッペケペー節の川上音二郎は、1864年に福岡市博多区古門戸町の商家に生まれた。
この人は、外国で日本劇を演じたり、劇作をするなど新派の創始者であり、貞奴(さだやっこ)夫人とともに演劇史上に大きな功績を残した。
川上音二郎生誕記念碑は沖濱稲荷神社境内に建てられており、博多座に出演する俳優がお参りする姿も見られる、という。
この神社には大同元年(806年)に唐から帰朝した空海(弘法大師)が船旅の疲れを癒すために立ち寄り、第一歩を印し衣を掛けた「衣掛の松」があったとも言われている。
オッペケペー節の出だしは次の通りである。
「権利幸福きらいな人に。自由湯(とう)をば飲ましたい。オツペケペ。オツペケペツポー。ペツポーポー。
・・・・・・外部(うはべ)の飾(かざり)はよいけれど政治の思想が欠乏だ。天地の真理が解(わか)らない。心に自由の種を蒔(ま)け。オツペケペ。オツペケペツポペッポーポー」
※新派~旧態依然とした歌舞伎に対抗した新しい演劇の名称、明治時代中期に始まった。金色夜叉や不如帰(ほととぎす)という名作がある。
⑴ 東南
東南は四緑木星が位置する場所である。季節では初夏、植物も動物も勢いよく成長し活気が充満する所である。十二支では、辰(たつ)と巳(み)の接点である。
八卦では巽(そん)の位置である。
・巽は、ものを整えていく、運んでくる、という意味があり、風でもあるので、どんな隙間でも入り込む性質があり、これを伏入(ふくにゅう)という。
・巽は、家族では長女の場所である。また部下、使用人、社員の場所でもあり、勤勉、忠実を表し、利益を生むので、昔から商人が商売繁盛を願った方位である。
・ここは西南と同様に大張りや欠けがあると胃腸病の原因ともなる方位である。
・事業家が東南にトイレがある家に住むと、社員による使い込みや契約不履行(けいやくふりこう)により損失を受ける。事業家は社員の場所である東南にトイレを設置してはいけない。
・東南を理解するキーワードは、風の性質である伏入(ふくにゅう)である。
⑵ 西南
西南は二黒土星が位置する場所である。太陽が傾く方位で、西日の影響による大気が充満してくる所である。十ニ支では、未(ひつじ)と申(さる)の接点である。
八卦では、坤(こん)の位置である。
・坤は、母を表し、一家を支える母親が家事をする根拠となる場所である。
・すっきりした西南面を持つ家では、主婦は非常に健康、よく働き、もくもくと子育てをして、一家の財産形成に貢献する。
・また坤は生命を育てる豊穣の大地、地球そのものの働きを表現する所であり、無から有、形のないものから形のあるものに育てていく、という重要な意味がある。
・西南を理解するキーワードは、母と大地である。
⑶ 西北
西北は六白金星が位置する場所である。季節では、晩秋から初冬、その年に収穫した穀物を蓄える時期である。十二支では、戌(いぬ)と亥(い)の接点である。
八卦では、乾(けん)の位置である。
・乾は、天を意味する。一家の主人、一家を司(つかさど)る人を表す方位である。
・ここはものを守り、家を守り、大きな愛情を示す場所である。愛情のうち、与える愛情、施す愛情が特徴である。また慈悲深さや宗教心も表す。
・自分を守ってくれる天や自然の愛情を表現するのが乾(いぬい)であり、地位、立場など大きな権力を意味し、乾(いぬい)なくして人の上に立つことはできず、競争に勝つこともできない。多くの恩恵を与えてくれる方位である。
・西北を理解するキーワードは、父と天である。
⑷ 中央
易では、中央を太極(たいきょく)といい、ここは家の大黒柱、主人の場所である。中央は強い運勢をもつ五黄土星の位置である。
・家の中心には、空洞を意味するトイレ、浴室、家具(整理ダンス)、家電製品 (冷蔵庫)を置いてはならない。
・家の中央を宅心というが、宅心が欠けている、すなわち宅心に空洞があるとその家は一家離散する。
・家の中央にトイレがある場合は、体を壊す。人体の中心部分である心臓、胃、腸が悪くなる。特に一家の主人、あるいは後天定位盤の中心にある五黄土星生まれの人が影響を受けやすく、また使い勝手が良くないこともありその住宅に住めなくなる。
・中央を理解するキーワードは、空洞である。
⑴ 東北
東北は八白土星が位置する場所である。ここは陰と陽の境目であり、暗と明、静と動が同時に起こる複雑な方位である。陰暦ではこの方位を丑寅(うしとら)と呼び、丑寅の艮といえば鬼門を指していたのである。
・ここは陰から陽へ変化する場所であり、万物の終わりと始まり、というとらえ方をする場所である。
・一般的には、家相の陰陽では、土地は男の働きで陽、家は女の働きで陰とみるが、鬼門は陰と陽が同時に起こる場所である。
・鬼門の難しさは、土の働きとして変化と停滞(反変化)が同時に作用するところであり、ここに限っては家の改造は不可、欠けはもちろん張りも最悪の結果を招く。
・鬼門は、相続人の場所でもあるので、増改築で形を変えた瞬間から身内同士の相続争いなど不幸を呼び込む変化がおこる。
・鬼門は、また親戚や兄弟など身内の意味があるので、鬼門のトラブルは、時代を超え、地域に関係なく、世代交代のたびに広く長く続く。
・鬼門に張りも欠けもつくらず普通にしておけば、強欲になることもなく、相続で争うこともない。
・鬼門の方向にある蔵を壊すと、その家は次の代まで持たず、一代で没落するといわれている。
・鬼門を理解するキーワードは、変化と停滞(反変化)という対立・矛盾するエネルギーである。
※丑寅の艮の三畳
・昔から東北(丑寅)に三畳間をつくると、主人の自死や心中をまぬがれない、といわれている。この間取りを丑寅の艮の三畳という。
⑴ 東
東は三碧木星が位置する場所である。季節では春、一日では太陽が昇り、さわやかな朝の空気が流れ込み、物事が始まるときである。十二支では、卯(う)の方位であり、卯は、万物が茂る、という子孫繁栄の意味がある。
・八卦では震(しん)の位置である。
・東を理解するキーワードは、物事の始まりである。
⑵ 西
西は七赤金星が位置する場所である。季節では収穫の秋、一日では夕暮れ、苦労が実を結び、悦びを象徴している。十二支では、酉(とり)の方位であり、酉は万物が縮(ちじ)む、という成熟の極限に到達した有様を意味している。
・八卦では西である兌は、少女に影響し、金銭に関係する方位でもある。
・西は、人から見ると派手に見える場所であるため、質屋が西に蔵をつくると必ず泥棒に入られる。西の方位に蔵をつくってはいけない、といわれている。
・西を理解するキーワードは、悦び、少女、金銭である。
⑶ 南
南は九紫火星が位置する場所である。季節では夏、一日では真昼の12時、太陽が最も高く昇り強く輝く時刻である。十二支では、午(うま)の方位であり、午は万物が逆(さか)らう、という極限から衰微へむかう意味である。
・八卦では離(り)の位置である。
・南は、明るさや暖かさ、太陽の意味があるが、光と闇の極端さもある。
・南を論じる時は、反対の北をみるのが肝要である。南から入った気は北へ抜けるからである。
・南に玄関があり、北にベランダがある家は、必ず覗かれるので、プライベートや秘密を保つことができない。
・南を表とすれば北は裏である。
・北に家具など置かず余裕を持たせると、南に深みを感じる印象の家になる。
・南は、公((おおやけ)の意味があり、身体では頭や眼、知識を表す。
・南を理解するキーワードは、大気の入口である。
⑷ 北
北は一白水星が位置する場所である。北極星が輝く北は季節では冬、一日では真夜中である。十二支では、子(ね)の方位であり、子は生命(いのち)が増える、という万物誕生の意味がある。
・八卦では坎(かん)の位置である。
・家相は北で始まり、北で終わる、といわれるほど、天と地がはじまる神聖な場所でである。
・北は、陰陽の接点であり、陰陽が衝突・融合(ゆうごう)する場所であり、あらゆるものが生まれ、基準となる方位であり、中心である。
・大張りも欠けもなく出窓もないすっきりした北面をもつ家では、夫婦、親子が和(なご)やかに過ごし、心豊かな生活を送る。
・大張り、欠け、出窓があると陰陽の融合がスムーズにならず、家族間のトラブルとなって現れる。
・北を理解するキーワードは、陰陽の衝突と融合である。
1 概要
⑴ 家相学とは何か?
・家の出っ張りを張りといい、へこみを欠けという。家相学は、東西南北という方位の意義を解明した上で、張りと欠け、家の向きや水回り等について吉凶判断し、易学や九星気学を取り入れた、住居による運勢の予知と向上を目的とする研究である。
・家の影響は張りは、プラスパワー、欠けはマイナスパワーが作用する。
・家相、手相、人相という相学のうち、最も人間の選択肢が広いのが家相である。
⑵ 良い家相の条件(沖縄家相学より)
1 土地の清め
古井戸や池があればコンクリートや石を残らず除去(じょきょ)して埋め戻した上
で、地鎮祭(じちんさい)をしなければならない。(埋めて良し~梅、ヨシ)
2 塀、囲い
人間の洋服と同じで、家を外部から保護するため生け垣でもよいので、家の周りに
は必ず囲いを設置しなければならない。
3 外壁・外観
出窓や壁飾り、ひさしをつけず、すっきりした外壁・外観がお勧めである。
4 床の間
床の間は、陽(ひ)ざしを集めるため、東か東南に造らなければならない。
5 水まわり
トイレ、台所、浴室という水気が多い場所は、家の西北にできるだけこじんまりと
小さくまとめるのがよい。人間の顔が陽が当たる東に向けば、西北は尻の部分に相当し、また一箇所に集中させるのは、湿気を拡散させないためである。
6 家相の見方~家の印象
・家相を図面だけで判定するのは片手落ちである。
・現場へ行かなければならない。家を外から観(み)て、どういう印象を受けるか最初にどこに眼が行くか、例えば玄関や門では、玄関は家族の顔つきを表し、門は その家族の社会に対する姿勢を表明しているのである。
・玄関の明るさ、暗さは、家族の顔つきが明るいか暗いか、また開放的な門構えであれば、積極的に社会活動を行う人々として判定の材料となるのである。
・旅先で居酒屋やレストランに入る場合は、入口の華(はな)やかな店を選ぶと料理の味や従業員の対応にはずれがない。
・家の中で最初にみるべき場所は、鬼門や裏鬼門ではなく、家の中央部である。
太極(たいきょく)である中心はどうなっているか、どう感じるか、どう映るか、
雰囲気を感じ取り、吉凶判断の一助とすることが肝要である。
・家全体からどんなイメージを受けるか、例えば生きている家か死んでいる家か、運勢を停滞させる家かどうか感じ取ることが重要である。