高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~福岡タワー

電波送信塔である福岡タワー(福岡市早良区百道浜)は、外壁がガラスのようなミラーセイルといわれる素材で覆われ、地上から234mの高さがあります。
鉄骨むき出しの電波送信塔に比べると、オシャレ感が強く都市景観を優先して造られていることが実感できます。
市街を一望することができる展望室は、エレベーターで約70秒、高さ123mの位置にあります。
福岡タワーの外観は、8000枚のハーフミラーで覆われた正三角柱の形状で、三角柱の上部には福岡市の市章がシンボライズされています。
123mと234mという数字の洒落は、設計者の功績というべきでしょう。

家相における段差と天窓の意味

家相では、先天図と後天図という二つの図表を使って吉凶を説明しています。
家の床は先天図において大地を意味する坤と位置づけています。
坤すなわち床に段差がある家に住み始めると、仲良し家族に溝ができます。

一方後天図を使うと、東は長男を表すので、東が段差で下っていると、家族のなかで長男の影が薄くなり、東南の段差は、引きこもりなど長女に悪い影響が出ることがあります。
西南に段差があると、ここは母の居場所なので、主婦の働きが鈍く弱くなります。

施主の嗜好、好みが出る屋根は先天図で乾を指し、乾は、南を意味しますが、屋根の段差すなわち天窓のある家に住む人は、太陽の光に頭を照らされている状態が続くので、その家に住むかぎり脳の病気を患います。
この病は、長患いとなるのが特徴です。

タロットカードⅩⅦ~星(The Star)

水辺で若い女性が二つの壺から水を注いでいます。
一つは豊穣(ほうじょう)の海へ、もう一つは母なる大地へ。
流れ出した水は、大地に落ちて種子を育(はぐく)み、もう一方の水は水流へと戻り、再び流れを水で満たします。
大地は、生命の母であり、流水は生命の源泉(みなもと)です。
右の足は、清らかな水に浸されて意識の深層真理に触れ、魂を揺り動かすような美や感動が、どんな状況で生み出されるのか明らかにしています。
天上には、希望の象徴といわれるシリウスを中心に、八つの星がきらめき、その光を一身に浴びた乙女の裸身が明るく輝いています。

※シリウス~太陽、月、金星などの惑星を除けば地球からみえる最も明るく発光する星である。シリウスの語源は、ギリシャ語で「焼き焦がすもの」という意味である。

正位置では、願いの成就(じょうじゅ)や明るい見通し、逆位置では、高望みや不安、恐れを意味します。

 

ブラ高野~筑紫舞(つくしまい)

筑紫舞は、かつて舞踏者集団である筑紫傀儡子(つくしくぐつ)と呼ばれる人々によって伝承されてきた神前舞踏劇です。
普通の神楽と違って、跳躍したり、回転したり足の使い方に特徴があり、エンターティナー性に富んでいるので観ていて楽しくなります。
現在は、西山村光寿斉を初代宗家とし、二代目宗家・西山村津奈寿をはじめとする数十人のお弟子によって筑紫舞が継承されているそうです。

 

 

タロットカードⅢ~女帝(The Empress) 

女教皇(じょきょうこう)は知的で物静かなタイプですが、女帝(じょてい)は、情熱的な明るい女性です。
華麗なコスチュームと過剰な装飾もこの女性の威風(いふう)を引き立てています。
華やかに折り重なったドレスに描かれたザクロは、豊穣(ほうじょう)を意味し、女帝の豊満さが息づき、このカードから深い情感が匂い立つようです。
彼女の眼差しは、包容力にみち、豊かな展望と繁栄を暗示しています。
人は、ちょっとした幸せや満足感を大切にすることで、気持ちも穏やかになり優しくなれるのです。
出来事自体には何の意味もなく、受け止め方がその人の人生や人格を決定するといいます。
正位置では、実りある恋愛や充実した時間、逆位置では、成就しない愛や女らしさを感じさせない不安定感を意味します。

 

ブラ高野~若戸渡船(わかととせん)

洞海湾によって隔てられた北九州市若松区と戸畑区を結んでいる若戸渡船は、北九州市営渡船の一つです。
若戸大橋の歩道が廃止されたため、今でも通勤、通学で若松と戸畑の交通機関として活躍していますが、大きな街で川のような狭い海に渡し船があるのは、珍しいといっていいでしょう。
暖かい季節は、運賃100円で3分間ですが、快適な海の旅を味わうことができます。
渡し船の名称は、第十八若戸丸(38トン)とくき丸(19トン)といいます。

 

 

タロットカードⅥ~恋人(The Lovers)

西暦392年、キリスト教のローマ帝国国教化により、太陽神信仰はじめローマの神々も含めた信仰が禁止されて以来、異教、異端狩りをしつこく続けた結果、ヨーロッパ大陸にはキリスト教という一神教が根付くことになりました。
現代ヨーロッパ人が何を考えているか、本音は何か、ヨーロッパ文明にアプローチするには、タロットカードに描かれるキリスト教のエピソードに手がかりを求める方法があります。

タロットカード№6には「THE LOVERS」というタイトルでアダムとイブが描かれていますが、旧約聖書の創世記によれば、「その日ヤハウェ神は地の土くれから人を造り、彼の鼻に生命の息を吹きこまれた。そこで人は生きた者となった」(岩波文庫版)
一神教世界と多神教世界を区分する基準は、宇宙をつくりあげたというクリエイター(創造神)の概念を肯定するかどうかですが、多神教徒にとっては、宇宙は単なる礼拝対象であって、ただそこにあるだけ、八百万の神というようにクリエイターには無関心です。

旧約聖書の創世記が叙述しているように、ヤハウェ神が天地をつくりあげ、土くれからできた人間に生命を吹き込んだという考え方をすれば、キリスト教を特徴づける、激烈なカルト性を表すよみがえりの思想が出てくるのは不思議ではありません。
日本列島からみれば、ヨーロッパ大陸に住む人々の多くがイエスの復活、生き返りを信じるクリスチャンであることに驚きを禁じ得ません。

クリエイター(創造神)の存在を認識すると、なぜヨーロッパ諸国は死刑制度を廃止するのか、グリーンピースがどうしてルールを破ってまで野生種の保護活動をするのか、根底にはヤハウェ神が創りだした生命(いのち)を人間が勝手に奪ってはいけないというキリスト教思想があることに気づきます。

卓越した文明批評家でもあるビートたけしは、次のように指摘しています。
「キリスト教なんて、今でこそ世界に広まっているけど、ローマ帝国時代は新興宗教にすぎなかった。『処女懐胎』に『奇跡』に『復活』ときたら、それこそカルトそのもの。世間の扱いは、今のオウムとたいして違わなかったはずだよ」
(「そのバカがとまらない」~ビートたけし著)

現代文明をリードしているヨーロッパは、イエス生誕から2000年にわたって連綿と続くカルト性の強いキリスト教大陸でもあるのです。
ヨーロッパにはキリスト教対反キリスト教の二つの思想潮流が存在するという見方が正しければ、人間同士の友愛や人道を強調するフリーメイソンには、神の愛を否定する反キリスト教の匂いがしてなりません。
フリーメイソンについては武器商人のグラバーや坂本龍馬との関係を含めて別途論じつつ、その深部を追跡していくことになるでしょう。
ちなみに全世界のクリスチャンは、20億人ともいわれています。

このカードは、恋愛や結婚、出会いを意味し、人生を全うする決意表明でもあります。
正位置では、充実した恋愛、ラブチャンス到来、逆位置では、別離、チャンス喪失、誤った選択を意味します。

 

ブラ高野~博多千年門(はかたせんねんのもん)

福岡市博多区の博多千年門(はかたせんねんのもん)は、この地の繁栄を願って住民、企業、行政が協力して建設し、平成26年3月に完成しました。
古代に遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれていた太宰府へ通じる道路には、博多側の出入口として辻堂口門(つじのどうぐちのもん)という門があったそうです。
博多千年門は、幅、高さ・奥行きとも約8メートル、ヒノキを使った、どっしりと重量感のある木造四脚、屋根の様式は、オーソドックスで縁起が良い切妻になっています。
門扉には、太宰府天満宮寄贈の千年樟(せんねんぐす)を板材として使い、欄間には博多織の模様が刻まれています。
門の名称は全国から公募した約1,300点の中から、博多の歴史を大切にし、今後千年の繁栄を願う趣旨から博多千年門に決まりました。
この名称は博多人の開放的で客好き、古代好きの気質にピタリと合っています。

 

タロットカードⅣ~皇帝(The Emperor)

カードを見ると、皇帝が右手に支配力を示す笏(しゃく)を持ち、たっぷりとした王衣に頑強(がんきょう)な体を包み、どっしりと座っています。
王衣の裾からは、鎧(よろい)に覆(おお)われた足がのぞき、眠ることのない戦闘心を物語っています。
カード№4~4という数字が持つ意味は何か。
4は、四方位(東・西・南・北)、四大元素(地・水・火・風)、自然の四つの性質(温・乾・湿・冷)、四季(春・夏・秋・冬)、四則演算(+・−・×・÷)というように、自然を説明し、世界を明らかにする根拠の数字です。
人間の日常生活を方向づけてきた4は、神から与えられた揺るぎない権力の象徴かもしれません。
王の権力は神に由来するという、日本人には信じられないような王権神授説は、王権の存立根拠となりました。
ヨーロッパ文明は、良くも悪しくもクリエイター(神)の存在抜きに語ることはできません。

※王権神授説~王権は、人民やローマ教皇に拘束されることのない、神から付与された権力であるという政治思想。王権によるローマ教皇からの独立と人民支配の理論的根拠となった。

このカードは、積極性や統率力(とうそつりょく)を意味し、前向きな取り組みを表します。
正位置では、大黒柱や強い意志、逆位置では、見かけ倒しを意味します。

 

ブラ高野~若戸大橋

若戸大橋は、洞海湾にかかる、北九州市若松区と戸畑区を結ぶ橋で、1962年9月に開通しました。
現在は、国策道路として国道199号線の一部になっています。
電気溶接と違って、真っ赤に焼けた鋲(びょう)を一本一本打ち込んで鉄の板を張り付け、組み立てていくという昔の工法で建設されましたが、50年以上たっても微動だにせず景観に溶け込んだ立派な姿で建っています。
この橋は、日本で最初の長大橋ですが、当時は豊かではなかったものの日本全体に活気も夢も満ちていた時代であり、アメリカやヨーロッパを意識して背伸びしたような「東洋一の吊り橋」というキャッチコピーで戦後日本の経済成長を象徴していました。
開通を祝って開催された若戸博覧会は、入場者142万人、若松区と戸畑区の人口は合計15万人、会期2箇月で人口の10倍程度の入場者があったわけで大成功に終わりました。

 

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