高野白山の九州易学開運学院

運勢変転の原則

九星と八卦

当初方位の道標という感覚から始まった九星術は、易の八卦を象徴する天、澤、火、雷、風、水、山、地の特色を応用することにより、運勢の変転を予測するようになりました。
八卦の位置は、固定して動きませんが、その上を生まれ星が順番に循環していくため、運勢も八卦の個性に影響を受けながら変わっていきます。九星標準盤をご参照ください。

五黄土星が頂点にくる標準的な星まわりとして平成25年の運勢をみてみましょう。
あなたの生まれ星が三碧木星なら雷の位置にかぶさっています。
雷は、春の始めを象徴するため、新しい仕事や恋愛には格好の時期といえます。

四緑木星が生まれ星の人は、風の位置にきています。「風のたより」というように、手紙、電話、メール、インターネットなど通信手段をフルに利用して活発に動く時です。さわやかな一陣の風を受けるでしょう。
三碧木星の人も四緑木星の人も上り調子で幸運がやってくる時期であることがわかります。

五黄土星が生まれ星の人は、これ以上上りつめることのない危険な位置にいます。運勢の絶頂期にいるので、今後逆落としに落ちる可能性があり、気をつけなければなりません。「満つれば欠くる」ともいいます。運命学では、バランスを重視します。
六白金星の人は、天の場所、どこまでも澄み切った天の支配下にいる、と思っていいでしょう。
こういう時は、何をしても負ける気がしませんし、実際にライバルに勝てる時です。

七赤金星の人は、澤の位置を占めていますので、喜びの多い、縁起のいい時です。上手の手から水が漏れる、といいますが、最後の詰めが甘くならないようにしましょう。
運勢としてはゆるやかな下り坂にありますが、現在の調子でまず問題ありません。
八白土星の人は、山が待っている場所にいますので、生活全体に霞がかかったような視界不良のとりとめのない年になります。

火の位置にいる九紫火星の人は、今は燃えるような明るい生活を楽しんでいますが、次の年の平成26年は水の場所に入るので、心構えが必要です。
古来中国大陸・中原に住む人々は、河や海を異常に恐れてきました。黄河を始めとする諸河川がいったん氾濫すると見渡す限りの大洪水、泥の海が続き、生き物が絶滅するという過酷な体験を幾世代も重ねているため、水への恐怖は親水空間に親しむ日本列島人には想像もできません。

一白水星、つまり水の星が水の定位置に重なる年が最悪となります。
一白水星の人は、平成25年に水の位置に重なるので、運勢の下限を迎えます。ただし、9年に1回の運勢が弱まる時期であり、じっと我慢すると新たな展開が期待できます。
二黒土星の人は最悪の年が過ぎたので、足が地につき、ほっとして安心できる時期です。

九星の変化(平成23年~平成40年)

九つの星は、9年ごとに、9月ごとに、また9日ごとに位置、方位を変えながら一定の規則でぐるぐる循環して一巡します。
したがって、凶方、吉方も毎年、毎月、毎日変わっています。
平成25年の中央にある五黄土星の動きをたどっていくと、循環の順序がわかりやすくなります。

九星の変化(平成23年~平成40年)

九星の変化

循環の順序をわかりやすくするために、上図のうち、平成25年・平成34年の九星標準盤をもとに矢印をつけて九星の動きをあらわしました。
九つの星は、矢印の方へ規則的に移動します。玉突きのように中央の五黄土星が六白金星の位置に、六白金星が七赤金星の位置に、七赤金星が八白土星の位置に、八白土星が九紫火星の位置に、九紫火星が一白水星の位置に、一白水星が二黒土星の位置に、二黒土星が三碧木星の位置に、三碧木星が四緑木星の位置に、四緑木星が五黄土星の位置に順次入れ替わります。
ただし、八卦の位置は変わりません。

九星の変化

TOPページ

ページの先頭へ