高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易経の構成

1 易経の本文~経(けい)
上経(じょうけい 30卦)と下経(かけい 33卦) ←予言書

2 易経の注釈書~伝(でん) ←思想書
易経解釈のための十篇の書物である十翼(じゅうよく)
(彖伝上下、象伝上下、説卦伝、繋辞伝上下、文言伝、序卦伝、雑卦伝)

3 孔子の勉学ぶり
司馬遷によると、孔子は易経を好んだ、という。すなわち、
『孔子、晩にして易を好み、彖・繋・象・説卦・文言を序す。易を読むに韋編三たび絶つ。曰く、
「我に数年を仮し、是くの若くせば、我、易に於いては則ち彬彬たらん」と』

高野白山訳:
孔子は晩年になって易を好み、彖伝、象伝、説卦、繋辞伝、文言伝を整理した。
易を繰り返して読んだので、革の綴じひもが3回も切れた。
孔子がいうには、
「あと数年あってこのように研鑽できれば、私は、易の道理を極めるであろう」

中国の古典12「史記」Ⅳ(司馬遷著)
目次~孔子世家 270~271頁

 

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