福岡市庁舎は、愛知万博の総合プロデューサーを務めた菊竹清訓(きくたけきよのり)が設計し、1988年に完成した。
地上15階、地下2階、高さ65ⅿ、延べ床面積5万㎡、行政棟と議会棟から成り、最上階には食堂があり天神を含め福岡市内が展望できる。
毎年夏になると、各フロアのテラスでアサガオを栽培する緑の「アサガオカーテン」を実施し、市民の憩いとなっている。
建設費はおよそ250億円。
徒然の記
ブラ高野~福岡市庁舎
日本最初の干支(かんし)使用例
1 概要
西暦 570年の「庚寅」(こういん)や「正月六日」など銘文が象嵌(ぞうがん)された鉄製の大刀が元岡古墳群(福岡市西区)から出土している。
この大刀は年月日を特定する十干や十二支が入った、日本で最初の使用例である。
2 銘文(めいぶん)
大刀に刻まれた銘文は、「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果練」と読める。
意味は、「大いなる庚寅の年、庚寅の月1月、庚寅の日6日、およそ12回鍛錬してこの刀をつくった」となる。(高野白山訳 異説あり)
銘文作者は、
「寅の年、寅の月、寅の日というめでたい時に12回も鍛錬して造った幸運の大刀である」という意味合いをこめているのである。
この大刀は、欽明天皇の時代、西暦570年1月27日に完成した。
※象嵌(ぞうがん)~鉄、真鍮に溝を刻み込み、金づちで金や銀を埋め込む保存、装飾手法。 象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味である。
ブラ高野~アクロス山
凶方位
⑴ 凶方位の意義
旅行、買い物、恋愛、仕事などおよそ人間の活動には必ず方位、方角があるが、良い結果をもたらす方位を吉方位、悪いことが起こる方位を凶方位という。
方位学は、その年によっても個人によっても次々と変化する方位の吉凶について、その法則性を研究対象として生活の一助とするものであるが、ケースによっては、八方塞がりになり、吉方取りや方違えをしなければどこへも行けない、という事態になる。
占い師として凶方位の意義や吉方取りの方法は知っておく必要があるが、方位の良し悪しは、気にする必要はないのである。
※方違え(かたたがえ)
~直接目的地へ行かず、別の方角から吉日を選んだり、出発の時間をずらしたりして移動すること。方違えの事例として土佐日記では、大阪から京都に帰るのにわざわざ時間をずらして、「それの年の十二月の二十日あまり一日の日の、戌の時に門出す」
現代語訳は、
「ある年の十二月二十一日午後八時頃に出発した」
⑵ 凶方位の種類
暗剣殺(あんけんさつ) 五黄土星の反対方向 突発的で、急激な不運・不幸
五黄殺(ごおうさつ) 五黄土星の方向 だらだらと続く不運・不幸、
歳破(さいは) 十二支の反対方向 物事の破綻、失敗
本命殺(ほんめいさつ) 本命星の方向 自己責任による不運・不幸
本命的殺(ほんめいてきさつ) 本命星の反対方向 外部要因による不運・不幸
月破(げっぱ) 十二支の反対方向 物事の破綻、失敗
定位対冲(ていいたいちゅう) 定位置の反対方向 最終段階の破綻、失敗
※対冲は、反対側のこと
月命殺(げつめいさつ) 月命星の方向 自己責任による不運・不幸
月命的殺(げつめいてきさつ) 月命星の反対方向 外部要因による不運・不幸
日破(にっぱ) 十二支の反対方向 物事の破綻、失敗