高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~博多千年門(はかたせんねんのもん)

福岡市博多区の博多千年門(はかたせんねんのもん)は、この地の繁栄を願って住民、企業、行政が協力して建設し、平成26年3月に完成しました。
古代に遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれていた太宰府へ通じる道路には、博多側の出入口として辻堂口門(つじのどうぐちのもん)という門があったそうです。
博多千年門は、幅、高さ・奥行きとも約8メートル、ヒノキを使った、どっしりと重量感のある木造四脚、屋根の様式は、オーソドックスで縁起が良い切妻になっています。
門扉には、太宰府天満宮寄贈の千年樟(せんねんぐす)を板材として使い、欄間には博多織の模様が刻まれています。
門の名称は全国から公募した約1,300点の中から、博多の歴史を大切にし、今後千年の繁栄を願う趣旨から博多千年門に決まりました。
この名称は博多人の開放的で客好き、古代好きの気質にピタリと合っています。

 

タロットカードⅣ~皇帝(The Emperor)

カードを見ると、皇帝が右手に支配力を示す笏(しゃく)を持ち、たっぷりとした王衣に頑強(がんきょう)な体を包み、どっしりと座っています。
王衣の裾からは、鎧(よろい)に覆(おお)われた足がのぞき、眠ることのない戦闘心を物語っています。
カード№4~4という数字が持つ意味は何か。
4は、四方位(東・西・南・北)、四大元素(地・水・火・風)、自然の四つの性質(温・乾・湿・冷)、四季(春・夏・秋・冬)、四則演算(+・−・×・÷)というように、自然を説明し、世界を明らかにする根拠の数字です。
人間の日常生活を方向づけてきた4は、神から与えられた揺るぎない権力の象徴かもしれません。
王の権力は神に由来するという、日本人には信じられないような王権神授説は、王権の存立根拠となりました。
ヨーロッパ文明は、良くも悪しくもクリエイター(神)の存在抜きに語ることはできません。

※王権神授説~王権は、人民やローマ教皇に拘束されることのない、神から付与された権力であるという政治思想。王権によるローマ教皇からの独立と人民支配の理論的根拠となった。

このカードは、積極性や統率力(とうそつりょく)を意味し、前向きな取り組みを表します。
正位置では、大黒柱や強い意志、逆位置では、見かけ倒しを意味します。

 

ブラ高野~若戸大橋

若戸大橋は、洞海湾にかかる、北九州市若松区と戸畑区を結ぶ橋で、1962年9月に開通しました。
現在は、国策道路として国道199号線の一部になっています。
電気溶接と違って、真っ赤に焼けた鋲(びょう)を一本一本打ち込んで鉄の板を張り付け、組み立てていくという昔の工法で建設されましたが、50年以上たっても微動だにせず景観に溶け込んだ立派な姿で建っています。
この橋は、日本で最初の長大橋ですが、当時は豊かではなかったものの日本全体に活気も夢も満ちていた時代であり、アメリカやヨーロッパを意識して背伸びしたような「東洋一の吊り橋」というキャッチコピーで戦後日本の経済成長を象徴していました。
開通を祝って開催された若戸博覧会は、入場者142万人、若松区と戸畑区の人口は合計15万人、会期2箇月で人口の10倍程度の入場者があったわけで大成功に終わりました。

 

タロットカードⅩⅩI ~世界(The World) 

タロットカード№21は、達成を意味するカードです。
月桂樹の輪の中、清らかな裸身からは、何のてらいもなく気負いもなく、ナイーブな真心が伝わってくるようです。
このカードは、様々な明暗をくぐり抜けて感受した最高の悦び、昇華された魂を暗示しています。
五感を超越して、宇宙と一体となる至上(しじょう)の忘我状態を表す幸運のカードは、現実世界でも目標達成を約束します。
月桂樹の外周を獅子・雄牛・天使・鷲が囲んでいますが、獅子は火、雄牛は大地、天使は風、鷲は水を象徴しています。
四つの生き物は、ヨハネ黙示録で次のように描かれています。

天上の礼拝(ヨハネ黙示録第4章第6節~第8節)
この玉座の中央とその周りに四つの生き物がいたが、前にも後ろにも一面に目があった。第一の生き物は、獅子のようであり、第二の生き物は若い雄牛のようで、第三の生き物は人間のような顔を持ち、第四の生き物は空を飛ぶ鷲のようであった。この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、そのまわりにも内側にも一面に目があった。彼らは、昼も夜も絶え間なく言い続けた。
「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、
全能者である神、主、かっておられ、今おられ、やがて来られる方」
(新約聖書 新共同訳)

このカードは、正位置では、ハッピーエンドや達成、自信、逆位置は、未達成、中途半端を意味します。

 

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