福岡市博多区の博多千年門(はかたせんねんのもん)は、この地の繁栄を願って住民、企業、行政が協力して建設し、平成26年3月に完成しました。
古代に遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれていた太宰府へ通じる道路には、博多側の出入口として辻堂口門(つじのどうぐちのもん)という門があったそうです。
博多千年門は、幅、高さ・奥行きとも約8メートル、ヒノキを使った、どっしりと重量感のある木造四脚、屋根の様式は、オーソドックスで縁起が良い切妻になっています。
門扉には、太宰府天満宮寄贈の千年樟(せんねんぐす)を板材として使い、欄間には博多織の模様が刻まれています。
門の名称は全国から公募した約1,300点の中から、博多の歴史を大切にし、今後千年の繁栄を願う趣旨から博多千年門に決まりました。
この名称は博多人の開放的で客好き、古代好きの気質にピタリと合っています。