高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

家相方位論 その7

1 西の意義
⑴ 概要
・西は、先天図では坎、後天図では兌である。後天定位盤では、七赤金星の位置である。
・十二支は、酉(とり)の方位であり三合金局を構成する。
・家族では、少女(三女)を意味する。
・西は、季節では収穫の秋、一日では夕暮れであり、苦労が実を結び、悦びを象徴する方位である。
・西である兌は、少女に影響し、一家の金運に関係する場所である。
⑵ 張り
・1/3は張りすぎであり1/6が妥当であり、せいぜい1/4以内が許容範囲である。
西は、張りが1/3でも家の外から見れば金持ちと思われるのである。
・西は、人から見ると派手に見える場所であるため、質屋が西に蔵をつくると必ず泥棒に入られる。西の方位に蔵をつくってはいけない、といわれている。
⑶ 欠け
・いつもお金に恵まれず、見栄を張って浪費したかと思うと、異常にケチることがある。
⑷ トイレ
・西にトイレをつくると女の子が傷ものになる。また、けじめない男女関係に走ることがある。
・女性の嫉妬心を生む場所であり、やきもちをやかれることがある。
・金銭を表す西にトイレを造ると、賭けごと、道楽、投資のマイナスをもたらす。
⑸ 浴室、台所
・西に浴室、台所を造ると子供、特に女の子が小児ぜんそくにかかる傾向が強い。
⑹ キーワード
・西を理解するキーワードは、悦び、少女、金銭である。

ブラ高野~鴻臚館

鴻臚館(こうろかん)は、7世紀後半平安時代の博多に設置されてから約400年間、外交・文化・貿易を促進するための宿泊施設で、京都の朝廷から遠の朝廷(とおのみかど)といわれていた太宰府の出先機関です。
今ではわかりにくくなっていますが、太宰府への直線道路が開通していたそうです。

当時は、目の前に博多湾の砂浜があったはずです。
この名称は中国古代の鴻臚寺に由来し、鴻は大きい、臚は伝える、寺は役所、という意味だそうです。
展示館は、平成7年に完成し、公開されています。

鴻臚館の位置は、昭和62年12月、平和台球場改修工事に伴う発掘調査で福岡城の跡と判明しました。
塀、門、トイレなどの跡に線を引いて、遺構をわかりやすく展示しています。

展示館看板

出土品(中国製陶器花瓶)

出土品(中国製陶器枕)

塀の跡〈丸い部分は柱の跡)

トイレの跡

家相方位論 その6

1 西北の意義
⑴ 概要
・西北は、先天図では艮、後天図では乾である。後天定位盤では、六白金星の位置である。
・十二支では、戌(いぬ)と亥(い)にあたる方位であり三合木局と三合火局の接点である。
・家族では、父を意味する。
・乾(いぬい)は、天を意味する。一家の主人、一家を司る人を表す方位である。
・ものを守り、家を守り、大きな愛情を示す場所である。愛情のうち、与える愛情、施す愛情が特徴である。また慈悲深さや宗教心も表す。
・自分を守ってくれる天や自然の愛情を表現するのが乾(いぬい)であり、地位、立場など大きな権力を意味し、乾(いぬい)なくして人の上に立つことはできず、競争に勝つこともできない。多くの恩恵を与えてくれる方位である。
⑵ 張り
・一家の主人が人を指導する立場となって尊敬される。家族を愛し、家庭を守る強い意志を持つようになる。
⑶ 欠け
・西北が欠けている場合は、施すこと、支出することが多く、金銭を貸せば戻ってこないことが多い。
・保証人など人の後ろ盾になって失敗することがある。
・家族の中で主人が尊敬されず、批判を受ける。大黒柱としての権威も権力もなくなり、また家の主人は、無宗教、信仰心の希薄な人が多い。
⑷ キーワード
西北を理解するキーワードは、父と天である。

ブラ高野~黒田如水

黒田如水(くろだじょすい 1546年~1604年)は、初代福岡藩主黒田長政の父親です。
といっても、ただの戦国武将ではなく、関ヶ原の戦いでは東軍の勝利を見込み、九州の西軍大名を攻撃していました。
天下への野望を隠しつつ、徳川家康と一戦交えるつもりだったのでしょう、東軍の味方を装いながらも各地で兵を募っていたようです。
しかし、あっけなく勝敗が確定したので、出番がなく傭兵部隊を解散するほかありませんでした。

豊臣秀吉からその野心を見抜かれたので、直ちに跡目を息子の長政に譲り、隠居したというエピソードの持ち主です。
晩年は、チラリとも本心を見せず、隠居所の御鷹屋敷(おたかやしき)でご隠居様、と子供達に慕われながら太宰府や京都を往来し、流れる水のように淡々と生涯を終えました。
九州とは縁もゆかりもありませんが、松尾芭蕉の名句は如水公ご無念の想いを追憶しているかのように思えてなりません。

「夏草や 兵どもが 夢のあと」~松尾芭蕉
※兵の読み方は、「つわもの」

御鷹屋敷跡記念碑

家相方位論 その5

1 中央の意義
⑴ 概要
・易では、中央部分を太極といい、家の大黒柱、帝王の場所である。後天定位盤では、強い運勢をもつ五黄土星の位置である。
・太極に空洞があれば、中心がないことになるので、家族がばらばらの状態になる。
・家の中心は、空洞を意味するトイレ、浴室、家具(整理ダンス)、家電製品(冷蔵庫)を置いてはならない。
⑵ トイレ
・家の中央にトイレがある場合は、体を壊す。具体的には心臓、胃、腸が悪くなる。特に一家の主人、あるいは後天定位盤の中心にある五黄土星生まれの人が悪影響を受けやすい。
・住みつけないので、次々に売り物件が出る。
⑶ キーワード
・中央を理解するキーワードは、空洞である。

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