高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

易とは何か その13~去と来の意味

○去と来の意味
太陽が沈めば月が昇る。月が隠れれば太陽が昇る。日月が交代で推移することにより、自然の明るさが生じるのである。
寒さが過ぎれば暑くなる、暑さが去れば寒くなる。暑さと寒さが互いに推移して1年が形成される。
去るとは消滅ではなく、屈すること、すなわち身を縮めて力を蓄えることである。来るとは、伸びること、すなわち身を伸ばして力を発揮することである。
屈と伸の交替・循環により、大きな効果が生じるのである。

○書き下し文(繋辞伝より作成)
日(ゆ)往けばすなわち月来(きた)り、月往けばすなわち日来り、日月相推(あいお)して明(めい)生ず。
寒往けばすなわち暑来り、暑往けばすなわち寒来り、寒暑相推(あいお)して歳(さい)成る。
往くとは屈するなり。来るとは信(の)ぶるなり。
屈信(くつしん)相感じて利生ず。

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