金印(福岡市博物館所蔵)は、1931年指定の国宝である。
刻印された文字は「漢委奴國王」、読み方は、通説では、「かんのわのなのこくおう」という。
「漢帝国に臣従してきた、小柄な倭族の一派で那の国の国王」という意味あいであろうか。
発見されたのは江戸時代の志賀島(福岡市東区)であるが、金印が製作されたのは、後漢の光武帝の時代(AD1世紀)らしい。
一辺の長さ2.4cm、高さ2.3cm、重さ109gである。
一時は真贋論争が激しかったが、1957年に中国雲南省の古墓から、同じ蛇鈕金印が発見され、真物性が裏づけられた。
金印



