⑴ 概要
西暦570年の「庚寅」(こういん)や「正月六日」など銘文が象嵌(ぞうがん)された鉄製の太刀が2011年(平成23年)に元岡古墳群(福岡市西区)から出土した。
この太刀は年月日を特定する十干や十二支が入った、日本で最初の使用例である。
⑵ 銘文(めいぶん)
太刀に刻まれた銘文は、「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果練」と読める。
意味は、「大いなる庚寅の年、庚寅の月1月、庚寅の日6日、およそ12回鍛錬してこの刀をつくった」となる。(高野白山訳 異説あり)
銘文作者は、
「寅の年、寅の月、寅の日というめでたい時に12回も鍛錬して造った幸運の大刀である」という意味合いをこめているのである。
太刀は、欽明天皇の時代、西暦570年1月27日に完成した。


