高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

鹿卜(ろくぼく)と亀卜(きぼく)

牡鹿の肩甲骨を火であぶって水で冷やすとできる、ヒビの吉凶を読み取る占いを鹿卜(ろくぼく)といいます。
鹿卜の記録は、古事記に次のように残っています。

※          ※           ※
「天児屋命(あめのこやねのみこと)、布刀玉命(ふとだまのみこと)を召して、天の香山の真男鹿の肩を内抜きに抜きて、天の香山の波波迦(ははか)を取りて、占合(うらな)ひ麻迦那波(まかなは)しめて」

意味は、
「天児屋命が布刀玉命に命じて、天の香山に産する木の皮をとってきて燃料として、牡鹿の肩の骨を炙り、ヒビの入り具合で吉凶を占わせ」

※          ※           ※
亀の腹の甲を使う場合は、亀卜(きぼく)といいます。

※天児屋命~中臣氏の一族  ※真男鹿の肩~牡鹿の肩甲骨
※波波迦~ハハカという木の皮  ※読みがなは当方追加

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