高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

ブラ高野~箱崎灯篭

福岡市東区の箱崎浜に、高さ約6メートル、石造りの均整のとれた立派な灯籠がたっています。
これは、1817 年(文化14年)に箱崎浦の漁師たちが博多湾に出漁するため、帰船の目印として作ったものです。
灯籠の上部は木製で夜の火入れは、漁師たちが当番で当たったそうです。
現在の灯籠は、1968年(昭和43 年)に景観づくりの一環として修築したものです。

箱崎灯篭
箱崎灯篭

 

 

 

 

卜と筮の由来

繋辞上伝では、聖人が卜と筮を始めた由来を次のように説明しています。
「このように天が亀甲や筮竹のような神秘のものを生んだので、聖人は、卜筮の術を始めた。天地の変化に感応して、聖人が陰陽の原理を抽出し、また天が自然現象によって、吉凶を示す事実を見て、聖人は吉凶の判断を設けた。さらに黄河から出た河図、洛水から発見された洛書を参考に聖人は八卦をつくった」

○書き下し文
「この故に天、神物を生じて、聖人これに則(のっと)り、天地変化して、聖人これに效(なら)い、天、象を垂れ吉凶を見(しめ)して、聖人これに象(かたど)り、河図を出し、洛書を出して、聖人これに則(のっと)る」

花のたより~ムラサキセンダイハギ

ムラサキセンダイハギは、地下に根を伸ばすマメ科の植物で、青色や紫色をした蝶形の花をつけます。
原産地は、北アメリカ大陸ですが、日本では栽培していた種が各地で野生化して育っています。
開花時期は、毎年5月~8月です。

ムラサキセンダイハギ
むらさきせんだいはぎ

易のニックネーム

八卦だけでは、人生の複雑な局面を占うのは難しいので、これを二つ重ねて、八の自乗、全部で六十四の局面で判断することにより、易占いは、様々な変化に対応できるようになりました。
六十四卦にニックネームがついているのは、一目で卦の内容がわかるよう解釈の手掛かりとする易経の優れた配慮です。
例を挙げると以下のようになります。

⦿地天泰~ニックネームは「泰」
天の気は上へ上り、地の気は下へくだったところで両者がぴたりとふれあい、万物が生み出される。
坤は、大地、母、やさしさを表し、乾は、空、父、厳しさを意味するが、坤は柔、乾は剛を表し、柔が剛の上に乗っている状況であるため安定性がよく、地天の卦は、万物の程よい均衡を表現する泰(たい)と名付けたのである。
⦿天地否~ニックネームは「否」
上にある天はさらに上へのぼり、下の地は下へくだろうとするので、天地が分裂する、とみるのである。
もう一つの見方として、剛である乾が柔である坤の上にあり、坤が押しつぶされる状況となっているため、安定性を欠き天地の卦は、否定の否(ひ)と表現するのである。

花のたより~ミヤコワスレ

ミヤコワスレの名は、鎌倉時代に承久の乱に敗北し、佐渡島に流された順徳天皇がこの野菊を見て心を慰め、都恋しさを忘れたという言い伝えに由来しています。花言葉は、別れやしばしの憩いを意味するといわれています。花の色は白色、紫色、桃色があります。

ミヤコワスレ
みやこわすれ

 

易の根源

易は、事物の始まりとして太極なるものを想定しています。
太極から陰陽である両儀が生まれ、両儀から老陽・少陽・老陰・少陰の四象が生じ、四象からは八卦が生じた、といいます。
八卦は、吉凶を予知することによって、事業を成就させるためにあります。
四象は、変化を示すためであり、易経に書いている字句は、未来を告げるためであり、未来に吉と凶の区別を立てるのは、人々の疑いに断を下すためです。
繋辞上伝の書き下し文は、次のようになります。

○書き下し文
この故に易に太極あり。これ両儀を生ず。両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず。
易に四象あるは、示すゆえんなり。辞を繋くるは、告ぐるゆえんなり。これを定むるに吉凶をもってするは、断ずるゆえんなり。

花のたより~ハコネウツギ

カズラの1種であるハコネウツギは、暑さや寒さ、病害虫にも強い落葉樹で高さ2~4mになり、別名ベニウツギともいいます。
北海道や東北地方では畑などの生垣としても利用しています。
花の色が変化するのが特徴で、最初は白ですが、やがてピンクから赤へと変色します。

 

 

 

 

易の効用

易は何のためにつくられたのか、易経の注釈書である繋辞上伝によると、次のようになります。
「易は、事物を開発し、事業を成就させ、天下の道を覆い尽くす。このようなものが易である。そこで聖人は、易により人々の志を知り、天下の事業を成功させ、あらゆる疑問に断を下すのである」

○書き下し文
「それ易は物を開き務めを成し、天下の道を冒(おお)う。斯の如きのみなるものなり。この故に聖人はもって天下の志に通じ、もって天下の業を定め、もって天下の疑いを断ず」

ブラ高野~博多祇園山笠

博多祇園山笠は、約800年前から続く、櫛田神社のお祭りです。
7月15日の早朝に東流(ひがしながれ)が一番山笠として追い山神事がスタートします。
博多祇園山笠は、国の重要無形民俗文化財に指定されています

 

 

 

定位対冲

定位対冲は、凶方位の一つで、後天定位盤における定位置の反対方向であり、物事の最終段階で起こる破綻、失敗を意味します。
一白水星の定位置は北なので、一白水星が南に廻った場合は、その年は南が定位対冲という凶方位になります。
以下、定位対冲は次のように決まっています。

二黒土星の定位置は南西なので、東北が定位対冲
三碧木星の定位置は東なので、西が定位対冲
四緑木星の定位置は南東なので、西北が定位対冲
六白金星の定位置は北西なので、東南が定位対冲
七赤金星の定位置は西なので、東が定位対冲
八白土星の定位置は北東なので、西南が定位対冲
九紫火星の定位置は南なので、北が定位対冲

※定位対冲は、ていいたいちゅう、あるいはじょういたいちゅうと読みます。対冲は、反対側のこと

TOPページ

ページの先頭へ