高野白山の九州易学開運学院

徒然の記

無筮立卦法

無筮立卦法は、筮竹など易占用具がない場合、広告看板の数字や住居表示番号、携帯番号、時刻表等を活用したり、あるいは頭に思い浮かぶ数字をもとに易を立てる方法です。
ルールは、1~8までの最初に決めた数字を下卦、二番目に出た数字を上卦に置き、三番目は1~6を選んで、爻とするという手順になります。
二爻か五爻であれば、概ね吉と考えていいでしょう。

幕末、高島呑象先生は、岩手県北上山中の仙人峠で休息中に鳥の鳴き声を聞いて易を立てましたが、一声鋭く鳴いて次に七声、そして3回目に六声聞こえました。
鳴き声の数は、1、7、6となるので六十四卦のうち、山天大蓄の六爻となります。

山天大蓄の六爻は、
天の衢(ちまた)を何(にな)う。亨る。
意味は、
広大無辺の天の道を体得し、自在に行動できる。道大いに行える。

高島呑象先生は、山天大蓄の卦が出たからにはこの山に大量の鉄鉱石が埋蔵されている、と推定しましたが、これが後日明治政府による釜石鉱山発見の端緒となりました。

ブラ高野~雷門

雷門は、関東大震災で10万人の人々が避難した金龍山浅草寺(東京都台東区)の南門で、正式名称を風神雷神門といいます。
この門と提灯は、松下幸之助氏が寄進したそうです。
提灯は、高さ3.9m、直径3.3m、重さ約700kgあり、門構えに比べてやや大きく不釣り合いに見えますが、雷門といえば場所がわかりやすく浅草のランドマークとなっています。

雷門

雷門 (南口)

易の四大難卦

易経六十四卦のうち、「水雷屯」、「坎為水」、「水山蹇」、「澤水困」を四大難卦(よんだいなんげ)といいます。
テーマに応じて無数にある解釈の一例を挙げると、水雷屯は、結婚は不可、坎為水は、投資詐欺にご用心、水山蹇は、足の怪我、澤水困は、生活苦が始まる、となります。
ただ、易経は、絶え間ない循環と変動を思想の根底においているため、万一四大難卦が出ても悲観することはありません。
今が悪くても将来は必ず良くなるのだ、と思って、これを軽いアドバイスと受けとめ、充分に用心しながら対処すればいいし、もちろん中止してもかまいません。
占いは、行動のヒントであり、指針だからです。

ブラ高野~浅草花やしき

浅草花やしき(東京都台東区)は、江戸時代末期の1853年(嘉永6年)開業、浅草寺の西隣にある日本最古の遊園地です。
敷地面積は、5800m²(1800坪)、園内にはメリーゴーランド、ローラーコースター、浅草大迷路忍の砦、立体キネマ館、ちびっ子タクシーなどの遊具があります。

花やしき入口
華屋敷入口

メリーゴーランド
華屋敷遊具

 

流転の運命学

物事は吉の裏に凶がひそみ、凶の次には必ず吉の揺り戻しが来るという流転性を避けて通ることができません。
易占学や九星気学をはじめとする運命学では、陰と陽、混沌と調和が一瞬で位置を変える循環運動の永久性、生成と発展と消滅を無限に繰り返す連続性が世界の実体である、とみています。
占った結果が吉であっても気を緩めず油断することなく、凶の場合は、焦らずじっと我慢してチャンス到来を待つことが肝要でしょう。

~幸運は衰微のきざし、不運はリベンジのはじまり~
(幸運であっても思い上がらず、不運であっても落ち込まず)

ブラ高野~忠犬ハチ公の銅像

JR渋谷駅のハチ公改札口を出ると、忠犬ハチ公の銅像が見えます。

ハチは、今から93年前、1923年(大正12年)に秋田で生まれました。

飼い主の上野氏が亡くなって3日間ハチは、エサを食べず、その後死ぬまで10年間毎日のように渋谷駅まで上野氏を迎えに行き続けたといいます。

わかりやすい場所にあるので、ハチ公の銅像は、「ハチ公前」といって待ち合わせの目印になっています。

 

 

九星の相生(そうしょう)と相剋(そうこく)

人間関係の善し悪しは、実は深いところで相性(あいしょう)で決まっています。
ただ、なぜ相性があるのか、誰もわからず、これは人間の一生を支配する生まれ星に由来している、というほかありません。
九星術では、五行の原理である相生(そうしょう)の関係と相剋(そうこく)の関係を根拠にして相性を説明しています。
五行思想では、木、火、土、金、水の五つの元素による相互の影響関係を相生と相剋といいます。
相生は、仲良しで気が合う間柄、相剋は、なんだか虫が好かない相手です。
例外はあるにしても、数々の実例をみると親子、兄弟でも五行の原則が持つ親和と対立の関係から自由になることは難しいようです。
人間関係がうまくいかない場合は、相手の生まれ星を調べて、自分と相剋の関係になっていないか確認する必要があります。
相性を調べれば、相手の本音がわかる時があり、別の対応ができるからです。
同じ生まれ星同士の関係は、原則として比和といってまず可もなく不可もない関係を保つことができます。
相生と相剋の関係を手掛かりに、実例に照らし合わせながら連想能力を働かせると不思議に当たっていることがわかります。

※五行思想~人間も宇宙も、木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい) の五元素からなり、相互に影響し、盛衰生滅を繰り返しながら、循環していくという古代中国の世界観

歴史上の人物や芸能人の実例は次のようになります。
1 相生(そうしょう):仲良し
・木(三碧木星、四緑木星)と火(九紫火星)
~中尾彬(四緑木星)と池波志乃(九紫火星)
・火(九紫火星)と土(二黒土星、五黄土星、八白土星)
~堺雅人(九紫火星)と菅野美穂(五黄土星)
・土(二黒土星、五黄土星、八白土星)と金(六白金星、七赤金星)
~朝丘雪路(二黒土星)と津川雅彦(七赤金星)
・金(六白金星、七赤金星)と水(一白水星)
~勝海舟(六白金星)と徳川慶喜(一白水星)
・水(一白水星)と木(三碧木星、四緑木星)
~安めぐみ(一白水星)と東貴博(四緑木星)

2 相剋(そうこく):ケンカ相手
・木(三碧木星、四緑木星)と土(二黒土星、五黄土星、八白土星)
~中山美穂(三碧木星)と辻仁成(五黄土星)
・土(二黒土星、五黄土星、八白土星)と水(一白水星)
~空海(二黒土星)と最澄(一白水星)
・水(一白水星)と火(九紫火星)
~タモリ(一白水星)と明石家さんま(九紫火星)
・火(九紫火星)と金(六白金星、七赤金星)
~三船美佳(九紫火星)と高橋ジョージ(六白金星)
・金(六白金星、七赤金星)と木(三碧木星、四緑木星)
~清原和博(六白金星)と木村亜希(四緑木星)

ブラ高野~鴎外橋

北九州市の小倉を南北に流れる紫川下流に長さ90mの鴎外橋が架かっています。
場所は、小倉井筒屋の真裏、鴎外橋は、森鴎外の小倉在住3年間を記念して名付けられました。
この橋ができて魚町筋と小倉城の動線がつながり、歩きやすくなっています。

表示板
鷗外橋看板

鴎外橋
鷗外橋

宇宙の様相

1 反物質の消滅
宇宙を理解するには、物質と反物質という二つの概念への認識が欠かせません。
原子を占有するエネルギーである電子がマイナス電荷を持っている状態を物質といい、電子がプラス電荷に帯電している場合を反物質と呼びます。
反物質は、宇宙創生時に発生したものの、物質と衝突した瞬間に消滅したといわれています。
宇宙は、陰陽で言えば、陽が欠けています。
反物質が宇宙に存在していない状態を「CP対称性の破れ」といいます。
対称性の内容であるCは、陰は陽の機能を持ち、陽は陰の役割を果たすことができるという相互変換性、Pは、陰は陽の姿を映し、陽は陰の姿を写すという相互鏡面性を指します。

2 因果律の不存在
日常生活は、入力(原因)があって特定状態が出現しそのあと出力(結果)になるという連続展開によって成り立っているのは間違いありません。
ところが、素粒子をみると、入力がなく出力しかないということがわかっています。
なぜ原因がないのに結果だけがあるのか誰にもわりませんが、確実にいえるのは素粒子は、偶然性だけを頼りに存在し、因果律の支配を受けていないということです。
なぜだかわからないが、ただそうなっているだけ、結果しか見当たらない非対称の状態を「対称性の自発的破れ」といいます。
1960年、南部陽一郎氏は、素粒子論に対称性の自発的破れという概念を導入し、重さが0に近い素粒子がなぜフラフラ動き出さないのか、動かないことこそ対称性の自発的破れがある証拠であり、宇宙のルールである、と見破りました。
上もなければ下もない、西もなければ東もない、悪もなければ善もないという非対称のアナーキーな世界を宇宙と呼びます。

3 宇宙の様相
CP対称性の破れと対称性の自発的破れという二つの理論から宇宙の姿を想像できます。
宇宙には、愛もなければ希望もなく、悲しみもなければ苦痛もない、ないない尽くし、その存在になんの意味もない、無機質の荒涼とした空間が続いています。
因果律の適用を受けず、対称性もないところに生命性があろうはずがありません。
爆発と集積を繰り返すだけの宇宙と交信するなどという妄想には、できの悪いSF小説を読んだあとのような後味の悪さが残ります。
宇宙を語るには、相対性理論や量子力学、素粒子論はもとよりその誕生の瞬間から消滅の未来に至るまで学ぶ必要がありそうです。

ブラ高野~せせらぎかっぱ

唐人町(福岡市中央区)に棲んでいたというせせらぎかっぱは、酒好きでいたずら者、いたずらが過ぎて松の木に縛り付けられ懲らしめられたそうですが、今では地域の人気者として、昭和63年に完成した黒門川通りに親子で愛嬌よく立っています。

せせらぎかっぱ
カッパ唐人町

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